iOS 7が公開されたのですが、アップデートをすると旧機種の性能がガタ落ちするというAppleの販売戦略(あくまで想像)があるため、iPhone 5をあと1年使う予定の私は、とりあえず机の片隅に鎮座しているiPhone 4をアップデートしてみました。iPhone 4はすでにもっさり動作だったのですが、アップデートしたところ、案の定、さらにもっさりが悪化。サクサクのiPhone 5を使っている私は、このiPhone 4は実用に耐えないレベルです。
そして、常用している通知センターの内容が変わってしまい、ランチャーは縦幅が大きく一覧性が悪くなりました。天気表示やツイート機能もなくなったようです。上だけでなく下からもスワイプでパネルが表示されるのですが、そこにある機能の輝度調整やオーディオコントロール、フラッシュライトはLaunch+のアプリがあればできる機能。Wi-FiやBTのスイッチもありますが、元々バッテリーの持ちが悪いiPhoneなので、こまめに節電したところで大差はなく、モバイルバッテリーやバッテリー内蔵ケースを持参した方が楽で安心です。
アイコンのフォルダ機能は4×4の16個表示だったのが、3×3の9個表示となり、それ以上増やした場合はフリックでページを切り替える仕様に。1つのフォルダにたくさん入れることができるようになりました。しかし、ホーム画面のフリックが面倒なのを改善するために生まれたフォルダ機能なのに、この仕様ではフォルダをタップしてフリックをしてと操作が増えるし、一覧性も悪くなります。さらに、フラットデザインでのフォルダの背景は締りのないグレー1色。コンクリートの上にフォルダのアイコンをペタペタと並べたような感じです。
起動時や画面の切り替わりにアニメーション機能が増えたのですが、見た目はいいもののキビキビとした動作感が失われます。iPhone 4では若干カクカクした動きになるようです。
各アプリもiOS 7で最適化されていないのか、起動やスクロールの動きが鈍いものもありました。ATOK Padでは、「ん」を入力するのに、「わ」をフリックすると下のパネルが出てしまうことがあり、正確に「わ」をフリックする必要がありました。
ホーム画面の真ん中を下へフリックすると検索画面が出るようになったのですが、片手でホーム画面を左右にフリックすると、親指での横フリックが縦のフリックと認識してしまい、ドローンと検索画面が出ることもしばしば。
TwitterでのTLによると、URLスキームが非対応になってしまったアプリが多くあるようです。ただ、もっさり感は、iPhone 4s以降の機種では感じられないとのこと。
今後、iOS 7での情報がたくさん出てくると思われますが、とりあえず、常用している通知センターが変わってしまったのと、iOS 7に最適化されたアプリが出揃っていないこと、そして、フラットデザインがダサいと思う私の場合は、使い慣れたiOS 6をこのまま愛用することにしました。