2012/12/03

お伊勢さんマラソン

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三重県の伊勢市で行われる、お伊勢さんマラソンのレースに参戦してきました。ここはフルマラソンはなくハーフからですが、高低差が少なく路面も良好なので、記録が出やすいコースだそうです。
体育館が受付や控え室となっており、スタートとゴールは競技場です。




早朝の気温は1度、レース時は4度くらいだったでしょうか。早朝は天気が良かったものの、日が昇ると曇り出して日差しが遮られたため、気温は上がらず寒い一日となりました。コースは北へ向かって走り、折り返して南に向かうコースで、冬は北西風の場合が多いため、行きは向かい風、帰りは追い風になりやすいです。しかし、この日は風は弱く、ペースが乱れるようなことはありませんでした。

コース図(Googleマップ)

ハーフマラソンは9時にスタート。



私は自己ベストが1時間30分未満だったので、前方に並ぶことができました。



皆さん、いろんなシューズを履いているようですが、私のシューズはadizero TakumiRen。軽量でかかとフィット感が抜群で、ミッドソールの自然なしなりのおかげで、無駄のない蹴り出しができるお気に入りの勝負シューズです。


スタートは前のグループに並べたおかげで混雑を避ける事ができ、最初からレースペースを維持することができました。イヤホンを片耳に取り付け、Runmeterのペースアナウンスを聞きながら、沿道の応援をもらいつつ順調にランニング。


国道に出てから、弱い向かい風と緩やかな登りが結構キツかったのですが、自己ベストを上回るペースで走れています。18kmあたりから苦しくなるのはわかっていたので、ペースを維持しながらも、できる限り無駄をなくした走りを意識し、余裕を残すようにしました。
給水ポイントは4箇所あったのですが、汗の量が少なく喉の渇きもなかったので一切利用せず、給水でのペースや呼吸の乱れを回避しました。
太鼓での応援があったり、国道の吹きさらしの寒い場所にもかかわらず、応援をしてくれる方も多く見えたおかげで、俄然やる気が出ます。何とかペースを維持しつつ、競技場の最後のストレートでダッシュしてゴール。



なんと、自己ベストを大幅に更新できました(1時間23分42秒→1時間20分41秒)。大幅と言ってもわずか3分ですが、ハーフのペースで3分だと800mほどあるので結構な距離です。ただ、レース直後のタイムの発表が、機器のトラブルで出力されなくなり、記録証は後日郵送となってしまいました。
帰宅後、ホームページを確認すると、タイムはすでに公開されていたのですが、男子総合(完走者1786人)で20位以内に入り、年代別(完走者484人)では入賞し、賞状がもらえるそうです。お伊勢さんマラソンは、東京や大阪などのマラソン大会と比べるとかなり規模の小さな大会なので、このタイムでも上位に来てしまうのですね。表彰状なんて小学生以来です(^_^;)
自己ベストが出たのは、トレーニングでハーフに合わせた追い込み系のメニューを消化したことと、レース日直前の2日は調整走と短い距離の刺激入れを行ったこと、そして、レースの最後の3kmほどで10kmの走者と合流(車線は別)するので、ガンガン抜いていくのが快感となり余計に力が出たようです。

この大会、私は初参加だったのですが、サービスがすごくいいです。参加料は4000円ですが、そのうち、500円が商品券となっており、会場内に設置されたブースで使えたり、おはらい町などの伊勢の商店街で利用できます。さらに、6枚綴りの無料引換券があり、アツアツのホットミルクやチキンラーメン、豚汁と交換できたり、ドリンクや缶コーヒーなどに交換できたりします。




しかも、参加賞は、ゴール直後に渡される、アシックスのビニールポーチとバスタオル、スポーツドリンク、そして伊勢の名物赤福餅。
また、競技場から徒歩で行ける距離に、伊勢神宮やおかげ横丁など観光スポットがあるので、午後からはタップリ楽しめます。マラソンはフルではなくハーフのため、余力も時間も残っているのでちょうどいいのですよね。


賑わうおかげ横丁を散策し、紙芝居を見たり、


太鼓を堪能したり、


名物伊勢うどんを食べたり、


いろんなものを見て回ったりできました。




また、伊勢神宮内宮を参拝しました。紅葉が見頃で、美しかったです。



神社はお願いではなく、感謝を伝えるのが基本。満足なレース結果を出せたことや、健康を維持できたこと、事故なく不幸なく暮らせたことに、お礼を伝えておきました。

というわけで、参加料に寄付が強制される大阪マラソンや、高額な東京マラソン、26.5度という高い気温なのに給水所の水がなくなり、9人が救急搬送された新東名マラソン、シャトルバスが大渋滞に巻き込まれ、走ることができなかったという富士山マラソンなど、残念な大会がいくつかありますが、地方で長年細々と行われている大会は、参加人数が適度で運営に余力があり、気配りの優れた大会が多いようです。
昨今はマラソンブームとなっていて、大会に対して参加者が飽和状態になっているだけに、多くのレースに次々と参加せず、狙いを定めてレースに参加する方が、記録的にも伸びやすくていいのかもしれません。私は今季はフルが2戦、ハーフが2戦の計4戦。レースに出ると、その前後の日は調整と回復に日数が必要だし、満足できるトレーニングができないうちに、レース当日というのも大した結果が残せず後悔するだけなので、私の場合は今のレース計画がベストのようです。
次回のレースは1月のフルマラソン。念願のサブスリーを絶対出したいので、雪が降らないことを願うばかりです。