2014/12/31

12月のランニング

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今月はこのような内容になりました。



ハーフと10kmのレースがあり、ハーフは現在の自己ベストが記録できたコースで、本命のレースだったのですが、体調良く、気象条件も良かったものの、残念ながら記録の更新はできず。
10kmは、鈴鹿サーキットの国際レーシングコースが走れるという面白い大会で、初参加だったのですが、この大会でも自己ベストの更新はできませでした。
しかし、ハーフも10kmも、今の自分の力を精一杯発揮してガンガン走れたので、タイムがイマイチだったにも関わらず、非常に気持ちよくレースを終えることができました。

トレーニング内容は、12月は前半がレースウィークとなったため、そのための調整的なトレーニングを行い、その後は休足日を増やして、回復重視のメニューとしました。
ポイント練習はインターバル走のヤッソ800が2回、ペース走が2回、ビルドアップ走が1回。
ジョグは9回で、そのうち、20kmほどの距離のジョグを4回。
雨や雪など天気が悪かったり、足の痛みの回復を優先したりしたので、休足日は16日と多めになりました。
また、フルの本命のレースが終わって一段落したのもあり、ロング走は行いませんでした。

ポイント練習のヤッソ800。陸上競技場の400mトラックを利用して(私の地域の競技場は、2時間220円。ナイター対応)走っているのですが、このメニューは非常にわかりやすくて効果的。
トラック2周800mをハイペースで走り、1周400mをジョグ。これを10回繰り返すものですが、走るべきタイムがわかりやすいのですね。
自分のフルマラソンの自己ベストが3時間20分なら、800mを3分20秒で、リカバリーの400mを3分20秒で走ります。
2時間50分なら、800mを2分50秒で、400mを2分50秒で走ります。走れるはずです。
この自己ベストに合わせたタイムでヤッソを走ってみるとわかるのですが、かなりキツイです。というか、ほぼ限界。
私が12月21日に行ったヤッソのトレーニングで、必死になって走った800mのタイムは、

1本目 2'48"01
2本目 2'52"67
3本目 2'53"02
4本目 2'51"52
5本目 2'51"82
6本目 2'51"23
7本目 2'52"45
8本目 2'52"24
9本目 2'54"55
10本目 2'51"20
平均 2'51"87

私のフルの自己ベストは2時間52分49秒。自己ベストよりわずかに速く走れたので、トレーニング負荷は大きく、”よくできました”という評価になるかと思います。
10本をほぼ同じタイムで揃えることと、リカバリーの400mを指定タイム以内で走るようにして、休みすぎない(心拍数を下げすぎない)ことがポイント。私のこの時のリカバリージョグの平均タイムは2'18"74と短め。時計でのタイムよりも、低下していく心拍数(130bpmあたりまでダウンを基準)と感覚的な疲労を目安にしました。

自己ベストでのタイムで、何とかギリギリ走れるのがヤッソ800。自己ベストでもキツイだけに、自分の目標のタイムを目指して走ろうと思うと、かなり大変なことがわかります。
でも、このハードなトレーニングをすることで、パワフルな脚力と、最大酸素摂取量向上のための身体能力が大幅にアップできるので、このスピード系メニューと、スタミナ系のロング走(30km)のメニューを適当な間隔で組み合わせれば、マラソンのための走力アップは確実かと思います。
非常に負荷が高いトレーニングのため、トレーニング前後に十分なアップとダウンジョグ、そしてストレッチを行うようにすると、故障回避や疲労回復に有効のようです。
また、クッション性のあるトラックを利用するため、アスファルトを走るよりも足に優しく、負担が少ないのも利点。シューズのアウトソールの減りも少なく済むので、高価なレースタイプのシューズを活用することができます。
地元の競技場のトラックが利用できるのであれば、是非お試しを。


来年は、1月にフルのレースが1本あるのですが、河川敷コースの小規模な大会のためトレーニングの一環として走る予定です。しかし、トレーニングと言っても手を抜くようなことはせず、「レース=究極のトレーニング」として目一杯走るつもりです。

来年も、無理や無駄のない必要最低限のトレーニング量にセーブしつつ、自分のレベルに見合った強度のメニューをこなすことで、少しずつ着実にレベルアップしていくことを目標にし、マラソンを大いに楽しもうと思っています。
2015年もよろしくお願いします。m(__)m

2014/12/28

2014年のマラソン

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今年の目標は去年の自分を超えること。つまり、自己ベスト更新だったのですが、ハーフや10kmは更新できなかったものの、フルは何とかクリアできました。
今年の戦歴はこうなりました。



去年のレースはフル2戦、ハーフ4戦と、一般的な出走数だったのですが、今年は一気に増やしてみました。増やした理由は、レースが究極のトレーニングだと思ったから。
レースに出ると、ハイレベルなランナーのアグレッシブな走りを目の当たりにすることで、自分の力量の低さを実感することができるので、もっと頑張らないとと励みになるし、同レベルのランナーと引っ張り合うことで、普段ならペースダウンする部分を克服できたりするし、ラストはアドレナリンが出て自分の限界以上の力を発揮できたりすることもできます。この体験や走りは、普段のトレーニングでは絶対得られないのですよね。
川内選手も、レースをトレーニングの一環にし、多くのレースに出場して成果を上げていますが、実際にレースを増やしてみることで、この方法の良さを実感できました。

また、マラソン=フルマラソンと考え、フルばかりを走りたがるランナーさんもいますが、10kmやハーフのレースも走力アップにはとても重要で、特に年齢が上がってくるとスピード系は苦手になり、トレーニングでもスピードメニューを敬遠したり怠けたりしがちになるので、レースに出て徹底的に追い込むことが効果的に感じました。
それに、フル以外のレースは出走費が安いし、小規模の大会が多いので、混雑せず和気あいあいとした雰囲気の中でレースができるので、無駄な労力を使わずリラックスして参戦できるのも利点の一つ。
ローカルな大会なので応援も少ないですが、少ない分、自分のためだけに声をかけてもらえる状態になるので、より一層頑張れました。

それと、小出監督の著書で紹介されていた、2週連続フルマラソンにもチャレンジしてみました。結果は大成功。
この経験により、レースまでのトレーニング方法、レース前の調整方法、故障予防、モチベーション維持、回復の方法など、多くのことを実体験で学ぶことができました。

今年の戦歴を振り返ると、私はサブスリーはすでに達成していたのですが、その記録を作ったのは木曽三川マラソンというローカルな大会。公認コースではなく、河川敷を走る小規模な大会のため、胸を張ってサブスリーとは言えない記録でした。
しかし、今年はあいの土山でセカンドベストのタイムを出すことができました。ここは公認コースのため、ようやく堂々とサブスリーと言えるようになりました。
そして、高低差が大きく難易度の高いいびがわマラソンで自己ベスト更新。あいの土山といびがわの2レースが、2週連続フルマラソンとなっています。
このいびがわは3年連続出場となり、1回目が3時間2分39秒、2回目が3時間4分46秒と、サブスリーすら達していなかったのですが、今回は2時間52分49秒と大幅に更新できたので、とても嬉しかったです。

ハーフは、今年の全レースが21分台という結果になり、自己ベスト更新には及ばなかったのですが、フルの自己ベストのタイムから換算すると、平均的には21分あたりが適正なタイムになるとのことなので、今年のハーフのタイムは、フルの自己ベストから見れば妥当なラインになるようです。

トレーニング量は、去年の走行距離4406kmに対して、今年が12/28現在で3734kmとかなり減らしました。適度な休息を設け、無理や無駄な走りはしないようにし、メリハリのあるメニューを行ったのが功を奏したようで、トレーニング量が減ったにも関わらず、自己ベストを更新することができました。
私レベルの場合、月300~350kmあたりがベスト。多くても400kmまで。これより増やしたところで、故障が増えたり、疲労が抜けず私生活に影響したりして、いろんな面で弊害が出るようです。
特に月間走行距離を目標にしてしまうと、走力アップのための科学的根拠のないLSD(初級者は必要)を何度も行ったり、回復のための大切な休息を減らして無理にジョグを入れてしまったり、雨の日まで走らなければならなくなったりなど、距離を稼ぐために頑張るだけの、無駄で無意味なトレーニングが増えてしまい、練習のための練習になりやすくなるため、この考えは一切持たないようにしました。

来年も今年同様にトレーニング量はほどほどに抑えつつ、それとは逆にメニューの強度はしっかり上げて、自己ベスト更新を狙いたいと思います。
マラソンが末永い趣味になるよう、無理せずマイペースを維持しながら、地道にコツコツと頑張ります!

格安SIMフリースマホ

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先日買ったFLEAZ F4s。これはこれで順調に使えているのですが、同価格帯で他社から新製品が登場しました。
FLEAZ F4sとの違いは、

・電子コンパス内蔵
・ROM、RAMが2倍
・バッテリー容量が1700mAh(F4sは1350mAh)
・カメラの解像度がアウト500万画素、イン200万画素と高い(F4sは200と30)
・オートフォーカス(F4sはパンフォーカス)
・CPUの周波数がわずかに上
・白と黒のカラバリ(F4sは白のみ)
・ディスプレイが4.5インチ854×480(F4sは4インチ800×480)

F4sが勝てるのは、重量が軽く、少しだけコンパクトなのと、みちびき対応といった部分だけ。
こっちを買えば良かった。。。

格安SIM同様に、格安スマホも競争が激しくなり、この先も次々に安価でスペックが高い新商品が続々と登場しそうでね。
買うタイミングが難しいそう。
私の場合、「テザリング目的で買ったんだから、FLEAZ F4sでも問題なし!」と、やや泣き顔で自分に言い聞かせています。。。

2014/12/27

テザリング用に買った1万円スマホFLEAZ F4sが結構優秀だった件(最後に追記あり)

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白ロムのSH-01F(約3万円)を買い、格安SIMのIIJmio(月々1000円ほど)を使っているのですが、自由度のあるAndroidと、iPhoneよりも多機能なスマホのおかげで極めて快適。鞍替えして良かったと実感しています。

ただ、ドコモ系の白ロムは、格安SIMがすぐに使えるものの、テザリングができない欠点があります。そんなに使うことはないから問題ないと思っていたのですが、iPad AirやNexus7、モバイルノートPCを持っていると、出先で通信できないのは宝の持ち腐れ状態になってしまうのですよね。非常にもったいない。
高額で、顧客を惑わす不快な商法が得意なキャリアの回線を解約したiPhoneも、2年縛りが終わったというだけで、本体はまだまだ現役で使えるだけに、このiPhoneがWi-Fi環境内でしか使えないのももったいないです。

テザリングができるSIMフリー機を買えば良かったのですが、SIMフリー機のほとんどは、万が一濡らしてしまっても安心な防水機能や、ワンセグ(フルセグ)機能、メーカー独自の機能(IGZO液晶や、FMトランスミッター、グリップセンサー、節電機能、大容量バッテリー、高画質カメラなど)は搭載されておらず、国内端末と比べると見劣りするし、それでいて、白ロムとSIMフリー機の価格はほぼ同等。白ロムの方がコストパフォーマンスは高いです。さらに私の機種の場合は国内メーカーのため、品質だけでなくサポートも優秀。

テザリング用に、モバイルルーターを買えばいいのですが、評価の高い高性能なものは2万円もします。

テザリングができるだけの機器に2万円以上も出すのなら、テザリング可能なSIMフリーのスマホを買った方がマシ。高性能な機種で3万円ほど、安いものでは1万円というものもあります。
Cobiaから出ているFLEAZ F4sは約1万円。かなり好評のようで、こちらの開封動画や、下記のレビューを見ると、

FLEAZ, F4s の検索結果 - スマコト


デザリング用としてだけでなく、スマホのサブ機としても十分使えそうな内容です。
格安SIMを使った動作の様子も動画で公開されています。動画で使われてるSIMは雑誌の付録ですが、モノはIIJmioのSIM。私が使っているMVNOも、ビックカメラから販売されているIIJmioのBIC SIM(BIC SIMは公衆無線LANが無料で使えるのでお得)を利用しています。


私は音声通話はIP電話で済ませているので、データ専用でセルスタンバイの影響が少ない、SMS機能付きのSIMを使っています。(SMS機能がないSIMを使うと、SH-01Fの場合は、FMトランスミッター機能が使えないようになります。)


早速、この1万円スマホをテザリング用として買ってみました。

多くのレビューが上がっているので端末の説明は割愛しますが、ハッキリ言って、メインのスマホとして活用できるほどのマシンでした。高性能な機種と比べると動作は若干もたつきますが、通話やウェブ検索、メール、音楽やネットラジオプレーヤー、メモ、Twitterなど、普段使いには支障がないレベル。スペックが低くても十分使えるもんなんですね。

長所は、
・サイズがiPhone5程度で、角は丸みがあり軽量のため、持ちやすく携帯しやすい。
・Wi-Fi、BTでのテザリング可能。
・バックパネルがプラスチック製のため、ガラスや金属製ほどの冷たさを感じない。
・バッテリー交換できる。バッテリーは1500円ほどと安価。

・IPS液晶のため見やすい。
・内蔵スピーカーは割りと音量が大きく出せるので、携帯ラジオのような使い方ができる。
・Androidのバージョンが4.4.2と新しい。
・ROMは4GBとかなり少ないが、microSDが使えて、アプリの移動が可能。
・標準SIMとmicroSIMのデュアルスロット。
・天頂にあるため障害物の影響を受けにくい、みちびき衛星対応のGPS。
・カラーは白1色だが、塗装がパールホワイトのため質感がいい。
・ライトに便利なLEDフラッシュ付き。
・液晶保護シート付属。
・Coviaは横浜に本社を置く国内メーカー。(生産は台湾や中国の提携工場)
・普通に使えるSIMフリーのスマホが1万円はどう考えても安い。

短所は、
・バッテリー容量が少ない。(朝から晩までの1日は問題なく使えました。)
・ホームボタンの右側が戻るボタンになっている。Nexusや他のスマホと逆。
・ROMが4GB、RAMが512MBと少ないため、それなりの使い方が必要。
・液晶の色味がやや青っぽい。
・付属の保護シートが微妙に大きいのでカット要。
・SIMやメモリカード、バッテリーの取り出しのための裏蓋が開けづらい。
・ストラップホールがない。
・バックライトの自動調整がない。
・電子コンパスが付いていないため、マップのヘッドアップは機能しない。(常時、北が上)
・カメラの画質が悪い。

ちなみに、F4sを親機にして、SH-01Fを子機にしBTテザリングで繋ぎっぱなしのテストしてみたのですが、9時間ほど経過してF4sのバッテリー残量は10%ほど。子機側の通信は、メールやブラウジング、ニュースやRSSチェックなど、通常の使い方です。F4sはGPSとWi-Fiはオフにしました。これだけ使えれば十分ですね。
Wi-Fiでのテザリングでのバッテリー消費はまだ確認していないのですが、タブレットなどを使う時にだけオンにすればいいし、ワンタップでテザリングをオンにするアプリもGoogle Playにあるので、サッと使えます。(F4sに導入した各アプリは後日紹介)
また、Wi-Fiテザリングは、BTと違って通信開始時にペアリングをする必要がないので、複数の端末を併用できて便利です。
この機種はLTE非対応ですが、BTは元々通信速度が遅いので影響はないです。Wi-Fiでのテザリングは高速に表示でき、極端に重たいサイトの閲覧や、容量の大きなファイルの受信をしないのなら3Gでも十分でした。

1万円スマホ、F4sのおかげで、iPad AirやNexus7が出先でのモバイル用として活用できるようになりました。眠りかけていたiPhoneも出先で利用できるのですが、iPhoneの場合は、BTテザリングの子機として使えない仕様なのが残念。Wi-Fiテザリングのみとなります。
それと私は、SIMは1枚しか持ってないので、テザリングが必要な場合は、メインのSH-01FのSIMをF4sへ入れ替える必要があり、SH-01Fは取り出しが簡単なのですが、F4sは裏蓋を開ける必要があるためちょっと面倒。
しかし、F4sがメイン機としても使えるほどの性能(もちろん高性能機種と比べれば確実に劣ります)なので、すでに持っているSH-01Fとほとんど変わらない環境を構築し、とりあえずこれ1台でも使えるようにしておきました。ただ、F4sの内蔵カメラの画質は10年前のガラケーレベルなので、カメラや画像加工アプリは使わないようにしました。
導入したアプリは、次回にまとめて書きます。

ちなみに、このFLEAZ F4sは、これより少し性能がアップしたFLEAZ F4という機種が新発売されました。しかし現在は、旧機種(FleaPhone CP-F03a)のユーザーの乗り換えのみの販売となっており、数量は1000台限定。一般のお客様への販売日や販売価格は執筆現在未定となっています。

covia - ネットアプライアンスのブランド「Covia」: 「FleaPhone CP-F03a」ご利用のお客様を対象に新製品「FLEAZ F4」への乗り換えキャンペーンを実施


わずか数千円の違いであれば、新製品を買うほうがいいかもしれませんが、私のようにテザリング目的の場合や、コスパが高いことこそ魅力という方、すぐに欲しい方、メインにファブレットを使っていて、安価で小さなサブ機が欲しかった方、出先でも通信できるモバイルルーターを買おうとしている方は、FLEAZ F4sは買いかもしれません。




※このブログを書いた翌日に、別メーカーから新製品が発売に。こっちの方が断然いいじゃん orz

2014/12/18

マラソン本の新刊

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発売されたようです。Amazonでは本の数ページを画像で見られるようです。そこで紹介されているスプリントスクワット、走りのための筋肉をしっかり鍛えられそうですね。

内藤さんと金田さんのゴールシーン

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Eテレで放送されている趣味Doという番組。「3か月でフルマラソン めざせ!サブ4」と題して、金哲彦さんがコーチとなり、元プロボクサーの内藤大助さんと、声優の金田朋子さんが、サブ4にチャレンジするという内容のシリーズ番組ですが、総集編を含めて全9回あり、執筆現在は「第7回 大会直前レース成功の秘訣」までの放送が公開されました。
第8回は、私も出場したいびがわマラソンの大会の模様を放送する予定ですが、すでに2人は完走しており記録は出ています。
内藤大助さんは、3時間58分51秒で目標クリア。しかし、金田朋子さんはなんと4時間1分29秒。。。
番組の目的である「めざせサブ4!」が失敗という結果に。

しかし、この公式タイムはネットタイムではなく、号砲が鳴ってからゴールまでのグロスタイムというもの。
スタートラインの先頭に立てば、グロスタイムが正確になりますが、大勢のランナーが一斉にスタートする大会では、スタートラインよりもはるか後方に並ぶランナーもたくさんいるため、後方のランナーほど号砲が鳴ってからスタートラインを通過するまで時間がかかってしまい、そのタイム分、ゴールタイムは損してしまいます。
ネットタイムというのは、スタートラインからゴールラインまでの純粋なタイム。
陸上競技としては、グロスタイムが公式タイムになるのですが、実際の正確なタイムはネットタイムの方になります。

Eテレの第7回「大会直前レース成功の秘訣」の番組では、いびがわマラソンのスタートに並ぶまでを放送していたのですが、内藤さんと金田さんは、スタートから100mほど後方の位置に並んだとのこと。
つまり、スタートラインまでの約100mの距離を、1分29秒よりも長い時間がかかっていたのなら金田さんはサブ4クリアとなるのですが、それよりも早く通過していたら、ネットタイムでもサブ4はクリアできないことになってしまいます。
結局、どうだったのでしょうか。

いびがわマラソンでは、ゴール地点に備え付けたカメラで撮影した動画を、YouTubeにアップしてくれています。
チェックしてみたところ、内藤さんと金田さんのゴールシーンを見つけました。
再生位置が、内藤さんは5分35秒あたり、金田さんは8分15秒あたりでゴールします。



2人のゴール後のシーンは、次の動画でも冒頭で見ることができます。



内藤さんは目標達成ということで、テンション上がって元気にゴール。たまたまハーフとフルの走路の幅を調整中だったため、誤ってハーフの走路に踏み込んでしまったようですが、その後の映像で、走路に問題がなかったのかを確認しているようです。
そして金田さんは、ヨレヨレ状態でゴール。金コーチに迎えてもらい、座り込んだ状態となっています。この時に周りで「59!59!」と言って拍手されていますよね。
ネットタイムでは、サブ4をクリアできたようです。ギリギリセーフ。というか、これだけギリギリでゴールするということの方が難しいレベル。
こればかりは、ヤラセやごまかしができないだけに、番組スタッフや関係者は、ゴール前でハラハラドキドキものだったことでしょう。

この番組の今後の放送は、第8回が「いざ本番“サブ4”への挑戦」。放送は12月22日(月)、再放送が12月29日。
そして第9回が「総集編」。放送は12月29日(月)、再放送は1月5日となっています。
楽しみですね。

2014/12/15

アディダスのブリーフ、タイツが安い

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混紡のため、綿より乾きが早く化繊より蒸れにくい、フィット感抜群のアディダスのブリーフが、2枚セットで1620円と値下がりしました。他店では2500円くらい。色違いでの2枚組み。私も使っていますが、お気に入りです。






この商品は送料別で、このショップでは税込5400円以上お買い上げで送料無料になるのですが、アディダスのロング、ミドル、ショートのお値打ちなタイツが、単品で送料込みとなっているため、このタイツと同時購入にすれば、5400円を超えなくても540円の送料を無料にすることができます。しかも現在ポイント10倍(12/16 0:59まで)。




タイツの現在の販売価格は他店よりかなり安いです。私も使っていますが、やや薄手でタイトな作りなので、ワンサイズ大きめが合うと思います。
3本ラインが目立ってかっこいいですよ。右後ろにファスナー付きのミニポケットがあります。iPhone5がピッタリ入る大きさ。
このタイツのひざ下までのタイツを買えば、こういったふくらはぎのサポーターを併用することで、ロングとして使うこともできて便利だったりします。


タイツはロングのみ、レディースが同価格で売られています。

2014/12/14

鈴鹿シティマラソン 2014

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鈴鹿サーキットの国際レーシングコースを走ることができる、鈴鹿シティマラソンに出場してきました。この大会は初参戦です。





晴れているものの、風が強く非常に寒い日となり、早朝の気温は3℃、レース時は7℃ほどだったでしょうか。山間部では降雪とのこと。
サーキットの駐車場は台数は限定されていますが、無料で使うことができるスペースが確保されています。しかし、その駐車場からサーキットのゲートまでは15分ほど歩く必要があります。バイクや自転車は、遊園地のゲート前の駐車場に駐められました。有料でなら、4輪でもゲート前の駐車場へ駐めることができます。

ゲートを通ると、レーシングコース前の広場に、受付、貴重品預かり、各種ブースのテントが並んでいます。



更衣室もありますが、私はメインスタンドで準備をしました。



スタンド外でマットを引いたりテントを張ったりして、準備されている方もたくさんいました。
風が吹いて結構寒かったので、簡易テント持参の方が羨ましかったです。

ブース周辺はスペースが広いので、ここでウォーミングアップされている方もいます。



そしてメインコースもすでに開放されているので、そこでウォーミングアップをしている方もいました。
子供が参加できる種目もあるので、家族連れも多くてワイワイと賑わっていました。



種目は、車いす競技と、10km、5.6km、2km。過去にはハーフもあったようですが、現在は10kmまで。車いすから順にスタートします。



スタートはカーレースと同じスタートシグナルでランプが順に点灯。「フォ、フォ、フォ、ファーン」というサウンドも鳴ります。そして、お馴染みのT-SQUAREのF1のテーマ曲まで流れました。



10kmは9時45分にスタート。スタート時の様子。





スクリーンに自分の姿が映ります。



今回は、持ちやすくてシャッターボタンが押しやすいiPhone5を使い、スリープさせず電源を入れっぱなしにして走りながら撮影しました。



10kmは一旦コースを逆走して最終コーナーへ向かい、途中でショートカットしてダンロップコーナーへ出て、そこから順走します。
スタートの並ぶ順序は決められておらず、遅いランナーも前に並んでしまうので、スタート直後はかなり走りづらかったのですが、コースが広いおかげで、遅いランナーは徐々に脱落。1km進んだ頃には走りやすくなりました。

ダンロップコーナーを過ぎ、



デグナーカーブを進み、



立体交差に向かいます。



ヘアピンカーブを周り200Rへ。



風は強かったものの、観客席やフェンスなどに囲まれているため、走行に支障をきたすほどではなかったのですが、それより大変だったのは坂道。
私は鈴鹿のコースは、レース仕様のBMWやポルシェ、ランボルギーニ、ベンツなどの車で何度も何度も走ったことがありますが(RealRacing3でw)、ゲームでも高低差は再現されているものの、実際に足で走ってみると、斜度はゆるやかなもののかなりの起伏があります。こんなに上るのかと驚くほどで、まるで丘を上るかのよう。
走ると苦しくて心拍数が上がり、ペースがジワジワとダウンしてしまいます。

スプーンカーブを曲がり、



西ストレートへ。立体交差までゆるやかに上ります。ここは追い風になるものの、かなりキツイ。



3km地点を通過し、まだまだ上ります。



立体交差からは、下のコースを走る後続のランナーが小さく見えます。



脚力のアクセルを開けたまま130Rへ突っ込み、減速することなく全開でシケインへ。このあたりまで微妙な上り。



シケインを過ぎてからメインスタンドまでは下りなので、シューズがドリフトしてもお構いなしに、ガンガンペースを上げます。



最終コーナー。



メインスタンドの観客の熱い視線を感じながら、ストレートをマックススピードで力走します。



メインストレートのピット出口付近に、給水ポイントがありました。暑くなく距離も10kmと短いので私は素通り。
ブレーキングすることなく第1コーナーへ。もちろんインベタ。



S字コーナーあたりも上り坂。これまたキツイ。



逆バンクを過ぎ、ダンロップコーナーをへ向かうと、路面がやや下りになり視界が開けます。



このあたりから1周目と同じコースに。
上りもある分、下りもあるので、その下りはしっかりペースを上げて、上りのペースダウン分を補います。



再びヘアピンを立ち上がり、200R、スプーンを駆け抜け、





上りでペースが乱される西ストレートへ再び。





130Rあたりでは、コースオフした車のスリップ痕がたくさんありました。こんなところでなぜ?



周回遅れのランナーさんは、完全にファンランのランナーさんで、記念撮影をしたりして楽しそうに走っていました。



シケインはライン取りがポイント。ここからゴールまでラストスパート。



ゴールはピットレーンを走ります。



ゴールが見えてきました。ここで大きな声でアグレッシブな応援をしてくれる方がいます。
猛然とダッシュするしかないです。ここで私は瞬間的にキロ3分5秒というペースで全力疾走していました。逝きそうでした。



そしてゴール。走行データはこちら。

目標は37分台、年代別で10位以内だったのですが、残念ながらネットタイムはクリアできたものの、グロスでは38分2秒。そして順位は総合で37位、年代別で12位という結果になってしまいました。
レース前の体重は62.3kg、体脂肪は12.2%と、フルのレースを走って以降、かなりマッチョになってしまったので、高記録は難しかったのですが、自己ベストから1分以上も劣っているだけにガックリ感はでかい。
でも、普通は走ることができないこの鈴鹿のコースを、目と足で思う存分堪能できたので大満足でした。

ゴール後は、チップを外し完走証をプリントしてもらい、なぜがホットコーヒーのサービスが。



ゼーハーしたあとにコーヒーなんて気持ち悪くなるんじゃ?と思ったのですが、冷たい風に吹かれながら飲むコーヒーの熱さが心地よく、甘さが疲労を回復してくれるようで、なかなか美味しかったです。
ゴール直後にテレビ局?の取材もしていました。



走り終えた後に、5.6kmのスタートが始まったので観戦。



こちらは女子。



サーキットを大勢のランナーがドドドドドーッと駆け抜けていくのは、なかなかの迫力。日本各地のサーキットも、マラソン大会を行うと楽しいでしょうね。
この後、寒いのでサッサと着替えて帰路へ。
ブースには軽食も売っていました。施設内なので若干割高。



みやげ物屋へ立ち寄ると、おもしろい商品がいくつかありました。



遊園地も自由に入れたので少し周回してみましたが、楽しんでいる家族連れの方はいたものの、やはり寒いのでお客はまばら。この時期の遊園地は、屋内施設が充実していないと厳しそうですね。





参加賞はシャツ、バッジ、コーヒー、ジュース。この参加賞がもらえ、国際レーシングコースが走れて、遊園地の入場料も込みで参加費は3000円(一般の場合)とお値打ち。



国際レーシングコースを走れる鈴鹿シティマラソン。
F1では数万人の観客が訪れるサーキットだけに、道路はやや混雑するものの、場内に入ればまったく混雑することはなく、受付、案内、荷物預かり、トイレ、完走証発行などはとてもスムーズ。スタッフも大勢いるし、場内アナウンスも聴きやすいので、快適に参加することができました。
コースは予想以上に高低差があるため、ここで高記録をマークするには、インターバル走や坂道トレーニングなど、心拍を上げた状態で走り続けることができる能力を鍛える必要があるようです。
年齢が上がると、短い距離を速く走る能力が劣ってくるので、40代後半の私は非常にキツくて大変だったりするのですが、来年こそは、セカンドベストあたりのタイムがマークできるよう、しっかりトレーニングをしようと思います。