鈴鹿サーキットの国際レーシングコースを走ることができる、鈴鹿シティマラソンに出場してきました。この大会は初参戦です。
晴れているものの、風が強く非常に寒い日となり、早朝の気温は3℃、レース時は7℃ほどだったでしょうか。山間部では降雪とのこと。
サーキットの駐車場は台数は限定されていますが、無料で使うことができるスペースが確保されています。しかし、その駐車場からサーキットのゲートまでは15分ほど歩く必要があります。バイクや自転車は、遊園地のゲート前の駐車場に駐められました。有料でなら、4輪でもゲート前の駐車場へ駐めることができます。
ゲートを通ると、レーシングコース前の広場に、受付、貴重品預かり、各種ブースのテントが並んでいます。
更衣室もありますが、私はメインスタンドで準備をしました。
スタンド外でマットを引いたりテントを張ったりして、準備されている方もたくさんいました。
風が吹いて結構寒かったので、簡易テント持参の方が羨ましかったです。
ブース周辺はスペースが広いので、ここでウォーミングアップされている方もいます。
そしてメインコースもすでに開放されているので、そこでウォーミングアップをしている方もいました。
子供が参加できる種目もあるので、家族連れも多くてワイワイと賑わっていました。
種目は、車いす競技と、10km、5.6km、2km。過去にはハーフもあったようですが、現在は10kmまで。車いすから順にスタートします。
スタートはカーレースと同じスタートシグナルでランプが順に点灯。「フォ、フォ、フォ、ファーン」というサウンドも鳴ります。そして、お馴染みのT-SQUAREのF1のテーマ曲まで流れました。
10kmは9時45分にスタート。スタート時の様子。
スクリーンに自分の姿が映ります。
今回は、持ちやすくてシャッターボタンが押しやすいiPhone5を使い、スリープさせず電源を入れっぱなしにして走りながら撮影しました。
10kmは一旦コースを逆走して最終コーナーへ向かい、途中でショートカットしてダンロップコーナーへ出て、そこから順走します。
スタートの並ぶ順序は決められておらず、遅いランナーも前に並んでしまうので、スタート直後はかなり走りづらかったのですが、コースが広いおかげで、遅いランナーは徐々に脱落。1km進んだ頃には走りやすくなりました。
ダンロップコーナーを過ぎ、
デグナーカーブを進み、
立体交差に向かいます。
ヘアピンカーブを周り200Rへ。
風は強かったものの、観客席やフェンスなどに囲まれているため、走行に支障をきたすほどではなかったのですが、それより大変だったのは坂道。
私は鈴鹿のコースは、レース仕様のBMWやポルシェ、ランボルギーニ、ベンツなどの車で何度も何度も走ったことがありますが(RealRacing3でw)、ゲームでも高低差は再現されているものの、実際に足で走ってみると、斜度はゆるやかなもののかなりの起伏があります。こんなに上るのかと驚くほどで、まるで丘を上るかのよう。
走ると苦しくて心拍数が上がり、ペースがジワジワとダウンしてしまいます。
スプーンカーブを曲がり、
西ストレートへ。立体交差までゆるやかに上ります。ここは追い風になるものの、かなりキツイ。
3km地点を通過し、まだまだ上ります。
立体交差からは、下のコースを走る後続のランナーが小さく見えます。
脚力のアクセルを開けたまま130Rへ突っ込み、減速することなく全開でシケインへ。このあたりまで微妙な上り。
シケインを過ぎてからメインスタンドまでは下りなので、シューズがドリフトしてもお構いなしに、ガンガンペースを上げます。
最終コーナー。
メインスタンドの観客の熱い視線を感じながら、ストレートをマックススピードで力走します。
メインストレートのピット出口付近に、給水ポイントがありました。暑くなく距離も10kmと短いので私は素通り。
ブレーキングすることなく第1コーナーへ。もちろんインベタ。
S字コーナーあたりも上り坂。これまたキツイ。
逆バンクを過ぎ、ダンロップコーナーをへ向かうと、路面がやや下りになり視界が開けます。
このあたりから1周目と同じコースに。
上りもある分、下りもあるので、その下りはしっかりペースを上げて、上りのペースダウン分を補います。
再びヘアピンを立ち上がり、200R、スプーンを駆け抜け、
上りでペースが乱される西ストレートへ再び。
130Rあたりでは、コースオフした車のスリップ痕がたくさんありました。こんなところでなぜ?
周回遅れのランナーさんは、完全にファンランのランナーさんで、記念撮影をしたりして楽しそうに走っていました。
シケインはライン取りがポイント。ここからゴールまでラストスパート。
ゴールはピットレーンを走ります。
ゴールが見えてきました。ここで大きな声でアグレッシブな応援をしてくれる方がいます。
猛然とダッシュするしかないです。ここで私は瞬間的にキロ3分5秒というペースで全力疾走していました。逝きそうでした。
そしてゴール。走行データはこちら。
目標は37分台、年代別で10位以内だったのですが、残念ながらネットタイムはクリアできたものの、グロスでは38分2秒。そして順位は総合で37位、年代別で12位という結果になってしまいました。
レース前の体重は62.3kg、体脂肪は12.2%と、フルのレースを走って以降、かなりマッチョになってしまったので、高記録は難しかったのですが、自己ベストから1分以上も劣っているだけにガックリ感はでかい。
でも、普通は走ることができないこの鈴鹿のコースを、目と足で思う存分堪能できたので大満足でした。
ゴール後は、チップを外し完走証をプリントしてもらい、なぜがホットコーヒーのサービスが。
ゼーハーしたあとにコーヒーなんて気持ち悪くなるんじゃ?と思ったのですが、冷たい風に吹かれながら飲むコーヒーの熱さが心地よく、甘さが疲労を回復してくれるようで、なかなか美味しかったです。
ゴール直後にテレビ局?の取材もしていました。
走り終えた後に、5.6kmのスタートが始まったので観戦。
こちらは女子。
サーキットを大勢のランナーがドドドドドーッと駆け抜けていくのは、なかなかの迫力。日本各地のサーキットも、マラソン大会を行うと楽しいでしょうね。
この後、寒いのでサッサと着替えて帰路へ。
ブースには軽食も売っていました。施設内なので若干割高。
みやげ物屋へ立ち寄ると、おもしろい商品がいくつかありました。
遊園地も自由に入れたので少し周回してみましたが、楽しんでいる家族連れの方はいたものの、やはり寒いのでお客はまばら。この時期の遊園地は、屋内施設が充実していないと厳しそうですね。
参加賞はシャツ、バッジ、コーヒー、ジュース。この参加賞がもらえ、国際レーシングコースが走れて、遊園地の入場料も込みで参加費は3000円(一般の場合)とお値打ち。
国際レーシングコースを走れる鈴鹿シティマラソン。
F1では数万人の観客が訪れるサーキットだけに、道路はやや混雑するものの、場内に入ればまったく混雑することはなく、受付、案内、荷物預かり、トイレ、完走証発行などはとてもスムーズ。スタッフも大勢いるし、場内アナウンスも聴きやすいので、快適に参加することができました。
コースは予想以上に高低差があるため、ここで高記録をマークするには、インターバル走や坂道トレーニングなど、心拍を上げた状態で走り続けることができる能力を鍛える必要があるようです。
年齢が上がると、短い距離を速く走る能力が劣ってくるので、40代後半の私は非常にキツくて大変だったりするのですが、来年こそは、セカンドベストあたりのタイムがマークできるよう、しっかりトレーニングをしようと思います。