2014/12/28

2014年のマラソン

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今年の目標は去年の自分を超えること。つまり、自己ベスト更新だったのですが、ハーフや10kmは更新できなかったものの、フルは何とかクリアできました。
今年の戦歴はこうなりました。



去年のレースはフル2戦、ハーフ4戦と、一般的な出走数だったのですが、今年は一気に増やしてみました。増やした理由は、レースが究極のトレーニングだと思ったから。
レースに出ると、ハイレベルなランナーのアグレッシブな走りを目の当たりにすることで、自分の力量の低さを実感することができるので、もっと頑張らないとと励みになるし、同レベルのランナーと引っ張り合うことで、普段ならペースダウンする部分を克服できたりするし、ラストはアドレナリンが出て自分の限界以上の力を発揮できたりすることもできます。この体験や走りは、普段のトレーニングでは絶対得られないのですよね。
川内選手も、レースをトレーニングの一環にし、多くのレースに出場して成果を上げていますが、実際にレースを増やしてみることで、この方法の良さを実感できました。

また、マラソン=フルマラソンと考え、フルばかりを走りたがるランナーさんもいますが、10kmやハーフのレースも走力アップにはとても重要で、特に年齢が上がってくるとスピード系は苦手になり、トレーニングでもスピードメニューを敬遠したり怠けたりしがちになるので、レースに出て徹底的に追い込むことが効果的に感じました。
それに、フル以外のレースは出走費が安いし、小規模の大会が多いので、混雑せず和気あいあいとした雰囲気の中でレースができるので、無駄な労力を使わずリラックスして参戦できるのも利点の一つ。
ローカルな大会なので応援も少ないですが、少ない分、自分のためだけに声をかけてもらえる状態になるので、より一層頑張れました。

それと、小出監督の著書で紹介されていた、2週連続フルマラソンにもチャレンジしてみました。結果は大成功。
この経験により、レースまでのトレーニング方法、レース前の調整方法、故障予防、モチベーション維持、回復の方法など、多くのことを実体験で学ぶことができました。

今年の戦歴を振り返ると、私はサブスリーはすでに達成していたのですが、その記録を作ったのは木曽三川マラソンというローカルな大会。公認コースではなく、河川敷を走る小規模な大会のため、胸を張ってサブスリーとは言えない記録でした。
しかし、今年はあいの土山でセカンドベストのタイムを出すことができました。ここは公認コースのため、ようやく堂々とサブスリーと言えるようになりました。
そして、高低差が大きく難易度の高いいびがわマラソンで自己ベスト更新。あいの土山といびがわの2レースが、2週連続フルマラソンとなっています。
このいびがわは3年連続出場となり、1回目が3時間2分39秒、2回目が3時間4分46秒と、サブスリーすら達していなかったのですが、今回は2時間52分49秒と大幅に更新できたので、とても嬉しかったです。

ハーフは、今年の全レースが21分台という結果になり、自己ベスト更新には及ばなかったのですが、フルの自己ベストのタイムから換算すると、平均的には21分あたりが適正なタイムになるとのことなので、今年のハーフのタイムは、フルの自己ベストから見れば妥当なラインになるようです。

トレーニング量は、去年の走行距離4406kmに対して、今年が12/28現在で3734kmとかなり減らしました。適度な休息を設け、無理や無駄な走りはしないようにし、メリハリのあるメニューを行ったのが功を奏したようで、トレーニング量が減ったにも関わらず、自己ベストを更新することができました。
私レベルの場合、月300~350kmあたりがベスト。多くても400kmまで。これより増やしたところで、故障が増えたり、疲労が抜けず私生活に影響したりして、いろんな面で弊害が出るようです。
特に月間走行距離を目標にしてしまうと、走力アップのための科学的根拠のないLSD(初級者は必要)を何度も行ったり、回復のための大切な休息を減らして無理にジョグを入れてしまったり、雨の日まで走らなければならなくなったりなど、距離を稼ぐために頑張るだけの、無駄で無意味なトレーニングが増えてしまい、練習のための練習になりやすくなるため、この考えは一切持たないようにしました。

来年も今年同様にトレーニング量はほどほどに抑えつつ、それとは逆にメニューの強度はしっかり上げて、自己ベスト更新を狙いたいと思います。
マラソンが末永い趣味になるよう、無理せずマイペースを維持しながら、地道にコツコツと頑張ります!