2016/03/01

2月のランニング

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レースのない2月は、今シーズンの疲れを取るための休養とし、下旬から3月のレースに向けて徐々に再開する予定でした。
しかし、12月頃に発症した左のシンスプリント。治りかけてはポイント練習で悪化させ、再び治りかけてはレースで再び悪化させるといったことを繰り返していたため、痛みが慢性化してしまったのようで、2月は休んでばかりだったのに一向に良くならず、結局この月は計画よりも、この故障のおかげで休足となり、あっという間に過ぎ去って行きました。



ただ、走れない分、補強はコンスタントかつ強度を高めに行うようにし、筋力の低下を抑えつつ、体重、体脂肪率を増やさないようにしました。
筋力は維持できたものの、心肺機能の衰えが心配だったので、ジムへ行った時にエルゴメーターで最大酸素摂取量をテストしてみました。
結果は良好で、年齢の割には高い数値が出たので安心しました。




今月は、この本を読みました。


常識破りの川内優輝マラソンメソッド (SB新書)

川内選手が大学時代に指導した先生が出された本です。そのため、川内選手のトレーニング・メソッドではなく、この先生の指導方法が書かれている内容となっており、指導した学生の1人に、たまたま川内選手が含まれていたということになります。
「頑張り過ぎない」というのが、この著者の指導法で、序章に書かれている要点は、

私の指導法は、当時も今も、週2回だけ集中して走力を強化する「ポイント練習」が軸。その他の日は、基本的に疲れを抜きながらジョッグをするというシンプルな内容です。

「歯を食いしばりながら頑張って練習すれば速くなるってものじゃない」ということがベースにあります。

最低ペースを底上げするには、スピード練習でも距離走でも、最初から最後まで一定ペースを保つことが大切になります。

私の練習法は、”頑張り過ぎない”、”走りを楽しむ”がモットーです。


本の前半は川内選手を指導していた当時の様子が書かれており、後半は著者のトレーニング方法や考え方が書かれています。
最後には、各走力レベルに合わせた、2ヵ月前からの具体的なトレーニングメニューが書かれており、更に、エリートクラスの市民ランナー(2013年の福岡国際で2時間18分17秒)のトレーニング方法と、2ヶ月間のポイント練習メニューも書かれています。

川内選手は就職後も、この監督に指導を受けていたようですが、監督の練習にはついていけないということになり、その後は自分で練習メニューを組み、この監督のもとを離れていったそうです。

”川内が私のもとをを離れたのにはいろいろな要因があるのですが、それを明かすことはできません。”

と書かれていました。意見の食い違いでしょうかね。もちろん、川内選手側の声は一切書かれていません。
そのため、川内優輝トレーニングメソッドという本のタイトルには疑問が残るのですが、この監督の指導方法は学ぶべきポイントがいくつかあり、とても参考になりました。
特に、私のような中年ランナーの場合、やる気はあるけど体がついて行かず、頑張りすぎて足を痛めたり、疲労が抜け切らないうちにポイント練習をしてしまい、十分な成果を上げることができない場合が多いので、この本を参考にしながら、要領良く効果の高いトレーニングをこなせるようになろうと思いました。

3月はハーフが1戦、4月はハーフと10㎞のレースがあるので、足の痛みを早く治し、レースに向けてトレーニングに励もうと思います。