2013/01/05

朝ランと夜ラン

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(過去に書いたものでアクセスが多かった記事を再掲しました)

サラリーマンの方がランニングを平日に行う場合、出勤前の朝に走る朝ランと、帰宅後の夜に走る夜ランがあります。勤務時間の関係上、出勤が朝早かったり、帰宅が夜遅かったりすると、走る時間は必然的に決まってしまいますが、朝に走ったほうがいいのか、それとも夜に走ったほうがいいのかは意見の分かれるところです。
過去に発売された雑誌ランナーズに、朝ランをすすめる記事が載っていました。この記事によると、朝ランの利点は、
・空腹でのランのため、トレーニング効果がある
・朝日を浴びることによる体内時計のリセット
・痩せやすいランナー体質になる
とのこと。空腹に関しては、前日の夜に食事をして以降、10時間以上は食事を摂っていないため、一日のうちで最も空腹の時間帯になりますね。逆に欠点を自分なりに考えてみると、
・寝ていた直後の激しい運動のため、心臓や脳血管などに負担が大きい
・出勤までの制限時間があるので、長距離や長時間のランニングができない
・ランニングのあとに仕事があるので、高負荷のトレーニングは厳しい

次に、夜ランの利点は、
・夕方から夜は、運動に効果的な時間帯である(交感神経が優位)
・帰ったら休むだけなので、高負荷なトレーニングも安心して行える
・時間制限がないため、時間が必要なロング走も自由にできる
・その後の睡眠で、身体をしっかり休ませることができる(副交感神経が優位)
など。この交感神経と副交感神経に関しては、こちらの本が参考になりました。

そして夜ランの欠点は、
・暗く危険である
・仕事後なので疲労度が高い

といったところでしょうか。朝ランと夜ランの双方の特徴をまとめてみると、朝ランに向いているのは、
・ダイエット
・健康維持
・精神的効果
夜ランは、
・記録更新
・体力アップ
・安眠
に適しているにかもしれません。

私の場合は夜ラン派。私のランニングの目的は、健康維持だけでなく、記録を徐々に更新し、満足できる生涯記録を残すことも目的のため、朝の限られた時間ではトレーニング不足になってしまいます。また、帰宅時間が遅くないことと、田舎に住んでいるおかげで、夜でも安全なコースが多いことも(河川や海岸の堤防を利用)その理由です。休日は朝ランができますが、朝に走ると疲労で昼が眠くなったりしてだらけてしまい、生活リズムが乱れることがほとんどなので、休日は昼間か、その日のやることを一通り終えた夕方頃に走っています。
平日の夜ラン生活は、仕事の合間の夕方におにぎりを食べ、帰宅した直後の19時頃から走り出し、ランを終えてシャワーを浴び20時~20時半頃に食事と家事。あとは音楽を聴きながら、パソコンや読書などでゆっくり過ごし、ストレッチをして0時頃に睡眠というパターン。雨天や休足日の場合は、ダンベルやシットアップベンチを使った筋トレや、長時間の半身浴などに時間を当てています。まったく運動をしない休息日は週1~2日程度。この内容で1年ほどトレーニングをし、1kmあたり5分半ペースで5~10kmが限界だったのに、今では4分15秒ペースで30kmまで走れるレベルにまでなりました。トレーニングメニューは大まかには決めているものの、走り出す直前の体調次第で、距離やペースの増減をかけているだけに、時間が制約された朝ランをしていたら、今ほど成果は上がっていなかったかもしれません。
生活環境やサイクルは人それぞれ違うので、どれが適しているかも人それぞれですが、特性を活かしたトレーニングができると効果は上がりそうですね。