2013/04/28

望遠鏡と顕微鏡

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iPhoneの天体観測アプリはStar Walkが有名ですが、

Star Walk - 5つ星の天体観測ガイド 6.2(¥250)
カテゴリ: 教育, エンターテインメント
販売元: Vito Technology Inc. - Vito Technology Inc.(サイズ: 50 MB)


どうせ見るなら本物がいい。でも、数万円する天体望遠鏡を買う金がない。そんな時はこの望遠鏡を。(現時点で税込1580円)


私は上の15倍の望遠鏡を以前買ったのですが、35倍のものも売られているようです。(現時点で税込2880円)


価格からしておもちゃに分類される商品で、自分で組み立てる必要もあるのですが、これがなかなかの性能で、月がきれいに見えます。ただ、この望遠鏡を使うときに、例えば土星を見ようと思うと、今の夜空で土星はどこにあるのかを知らない場合、望遠鏡をどの方向に向ければいいのかがわかりません。Star Walkで調べてもいいのですが、もっと便利なアプリがありました。

星どこナビ 1.0(無料)
カテゴリ: 教育, 辞書/辞典/その他
販売元: Raymay Fujii Corporation - Raymay Fujii Corporation(サイズ: 32.4 MB)


まず、望遠鏡を組み立てて、望遠鏡に三脚用のホールが用意されているので、自分がカメラで使っている三脚にセットします。そして、星どこなびをインストールしたiPhoneを、下のようなアームポーチを使って望遠鏡に取り付けるか、輪ゴムなどで取り付けます。ゴムの場合は、iPhoneが落っこちないように注意。


iPhone5 iPhone スマートフォン アームバンド

なるべくiPhoneと望遠鏡を平行に取り付けて、星どこナビのアプリを起動。



「天体一覧」をタップし、土星をタップ。



土星の説明文が出てくるのですが、下のバーに丸いアイコンがあるので、それをタップ。



「ミラクルファインダースタート」をタップ。



丸いメーターが表示されるのですが、まず左右方向の調整を。上の黄色の部分と、方位の書かれたリングの黄色い部分を、望遠鏡を左右に回転させて合わせます。





次に、望遠鏡を上下に振り、赤い丸がメーターの中心に来るように合わせます。ピッタリ合ったその位置が、望遠鏡で土星が表示される向きとなります。望遠鏡を覗いてピントを合わせるとそこには土星が!
望遠鏡の倍率が低いので、iPhoneの取り付けは厳密に合わさなくても天体位置は合うようです。ただ、この望遠鏡は月はしっかり見えますが、他の星はやはり厳しく、土星の輪がなんとなく見えるようなレベルです。望遠鏡の性能もありますが、観測地の条件が悪いというのも大きそうです。空気の澄んだ秋や冬に、山の上で観測すれば最高でしょうね。
また、天体観測や昆虫観察などに使える、子供向けのノートのテンプレートがこのアプリからリンクされていました。PDF形式で無料でダウンロードできるようです。

夏休み自由研究ガイド理科(自然観察、日食観測ノート無料ダウンロード)



ちなみに、望遠鏡でなく顕微鏡の場合、これが人気のようです。これも上記の望遠鏡同様におもちゃの価格帯ですが、光学製品メーカーのKenko製というのが安心ですね。レビューも好評のようです。


100円ショップで売られてる円筒型のルーペも結構よく見えます。



iPhoneカメラでの撮影も可能で、例えば、1000円札裏面の右上に小さく印刷されている「ニ・ホ・ン」の文字、これもしっかり写りました。




案外、この「ニ・ホ・ン」の文字の存在を知らない方が多いようですね。紙幣の他の部分を観察すると、こんなところに文字が書かれているのか!と驚くような箇所がいくつか見つけられると思います。