畝傍山(うねびやま)一円クロスカントリー大会に出場してきました。
10kmの種目にエントリー。
最近のマラソン大会は参加費が高額なものが多いのですが、この大会はたったの2000円と激安。以前は無料で、参加できるコースが年齢別で限定され、計測と参加賞はなしだったそうですが、昨年から有料となり、コース選択、チップ計測、参加賞(Tシャツとクリアファイル、お楽しみ抽選券とぜんざい)のサービスが増えたようです。
大会は大きな公園を会場とするため駐車場は広く、道路には警備員さんが常駐していました。
この日は、たまに雨がパラパラ降るというあいにくの天候となり、路面は濡れてダートはぬかるみ、滑りやすいコンディションだったのですが、気温はさほど低くなく7~8度くらいで、走るには快適な気温。
ロングのシャツとひざ下までのタイツ、グローブ、トレラン用のシューズ(アシックス ゲルフジアタック)という装備で走りました。路面は非常に滑りやすかったので、ロードタイプでなくトレラン用にして正解でした。
ローカルな大会なので、参加者はさほど多くなく、地元の小中学生が参加しているため、体育祭に来たような感じ。広く設備の整った公園がスタート・ゴール地点で、目の前にある畝傍山という低山の登山道を通り、山裾にある神社を通過するというコース。公園から見える畝傍山はこんな感じ。
ルートは、舗装路、砂利道、登山道、急坂、階段、細いあぜ道など、バリエーションに飛んでいます。
各種目ごとに順にスタートが切られていきます。
予定より15分遅れでラストの10km男子がスタート。図々しく前方の方へ並んで振り返るとこんな状態。
前方。
選手の足元を見ると、トレランシューズの方もいましたが、
大半はロード用。
買ったばかりのiPhone用バッテリー内蔵ケースのおかげで、バッテリー残量を気にする必要がなかったため、Runmeterでの走行記録だけでなく、走りながらiPhoneカメラで撮影も行ってみました。ブレた写真ばかりになったのですが、スピード感のある写真となりました。
スタート直後は、公園内を走ります。
ここの公園は広大で施設も優れており、ウォータースライダー付きのプールや、屋根付きのグラウンドもあります。この建物を左に見ながら公園を走ります。
アスファルトの公道に出て、民家の多い町内を走り、畝傍山へ向かいます。
ここのコースはマップ上ではこうなっています。
道路を曲がる箇所が多いのですが、スタッフがスタンバイしているので、迷うことなく走れます。
山に近づくと森林が増え、舗装路から砂利道へ変わります。
この時のペースはキロ3分50秒前後。撮影しながらダートを走るのは結構大変なペースです。
追い抜きのできない畑の細いあぜ道を通る箇所もありました。
両側が舗装路で、真ん中が砂利道のルートを走り進むと、
右手に池が見えてきました。
春なら緑豊かで綺麗なんでしょうね。
さらに進むと左手に立派な建物が。
駐車場を通過すると、
橿原神宮の立派な石灯籠と鳥居が左手に現れました。
神社前を通りすぎて、土産物屋の横を通過。スタートからこのあたりで3kmほど。
樹林帯の道路を走り、
路面がダートに変わります。
ここから登山道っぽい道に変化します。要所要所にラインが引かれていたり、看板が立っていたりします。
ここから地獄の上りがスタート。
心拍数が一気に上がり、死ぬかと思いました。初参戦なので、どの程度上りが続くのかもわからず、ペースを落とすべきかキープするべきか迷っていたところ、ルートは下りに。
ホッとしたのもつかの間、下りも急で滑りやすく、角の部分だけ木で固定された階段もあるため、この部分の撮影はあきらめiPhoneをウエストポーチに突っ込み、転けないように必死で走り抜けました。
神社と登山道の畝傍山周辺ルートは、10kmの場合はもう1周します。どんなルートか把握したので最初よりは走りやすくなったものの、ハイペースによる疲労がマックスとなり、ペース維持は難しいレベル。
しかも、このあたりから、先にスタートをした女子に追いつく形になるため、狭い登山道での追い越しには、気を使う必要が出てきます。
2周目を終えると、スタッフがスタンバイしている分岐を右に曲がり(私はここでどちらに行けばいいのか聞いたため、数秒タイムロス)、山をあとにします。
勢い余って転けそうなほどの急坂を下り、民家を抜け公園に向かいゴールを目指します。
この先は撮影する余裕もなくなり、ひたすら必死で走るのみ。ラストに抜かれてしまったものの、なんとか無事ゴール。
ゴール直後に完走証を貰えるのですが、運良く年代別で3位となり、表彰状をゲットできました。嬉しかったー。
着替えてコースに戻り、ゴールするランナーを観戦。
塩あられが浮かんだぜんざいを頂きました。とても美味しかったです。
走行データはこちら。
高低差は大きくないものの、上りはかなり急なため、ペースの落ち込みは激しいです。
そして、10kmと距離が短い分、全体のペースは速いため、足にかかる負荷や衝撃がかなり強い。後日、足に痛みが結構出たのですが、走力アップにつながるので、トレーニング目的での参加は効果が大きいかと思われます。
また、距離が短いレースは若い人がむちゃくちゃ速いですね。私は41分台で走ったのですが、高校生のトップはなんと35分台。2位は38分台なので、ぶっちぎり1位で、総合でもこの高校生が1位だったようです。
というわけで、あいにくの天気だったものの、かなり楽しめたこのレース、毎年参加することに決めました。
コースを覚えたので、来年は今回の記録の更新を目指して頑張ります。