2015/03/31

3月のランニング

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今月も右足の故障が続き、かかと着地でのジョグなら走れるものの、ペースを上げたポイント練習を行うと、翌日は100mも走れないほどの痛みが再発。
休足し回復したら再びジョグで様子を見るということの繰り返しだったのですが、月の終わり頃になって、ようやく完治の兆しが。
この故障の中、3月はハーフのレースが2戦あり、ほとんどまともなトレーニングができなかったため、完走が目標だったのですが、2戦とも平均心拍数が158bpmと同じだったのに、1戦目より2戦目の方が3分もタイムが向上したようで、故障が完治していないながらも、少しずつ走り続けるようにしたおかげで、走力は徐々に回復しているようです。



最近になって故障の痛みが弱まり、ようやくフォアフットからの着地ができるようになりました。
4月は10kmとハーフのレースがあるのですが、現状ではPB更新はできないものの、そこそこのペースでなら走れそうなので、満足な結果が出るように頑張りたいと思います。


この右すねの故障に関してですが、年末に発症して3か月も経っており、完治を待たずにレースに出てしまって症状を悪化させてしまったことも、長引かせた原因ではありますが、貧血気味だったおかげで治りが悪かったのかもしれません。
血液検査はしていないのですが、毎日が非常にだるく、フラフラとめまいがすることもしばしば。貧血の症状である爪の横シワもでき、顔色も悪く、何に対してもやる気がまったく出ませんでした。

過去にも貧血気味になったことがあり、医薬品の鉄剤(ファイチ)を服用したことがあったものの、

さほど効果は感じられず、食品で摂った方が効果的だったため、今回も鉄分を意識した食品を食べるようにしました。
レバーやひじきなどは有名ですが、私が効果を感じたのはニボシやメザシ、小松菜。そしてグレープフルーツ。
小松菜は、野菜炒めや煮物、味噌汁、スープ、鍋など、いろんな料理に使えるし、ニボシはダシとして使うだけでなく、そのままツマミとしてムシャムシャと食べられます。夜食にホットミルクと一緒にニボシを食べていました。
晩飯後は、グレープフルーツを半分。ビタミンCが鉄分の吸収を助けるとのこと。

3月になってからこの食生活を続けたところ体調が改善。そして3月下旬になって、故障の回復が一気に進んだようです。
故障は、頑張りすぎていたり、走法が悪かったり、筋力や柔軟性が不足していたりすることが原因だったりますが、貧血も原因の一つではないかと感じました。貧血で疲労が残っているのに無理矢理トレーニングをすれば、腱や筋肉に負担がかかる走り方になってしまうため、それが故障につながるし、トレーニングで傷んだ身体の各部の回復も遅れてしまい、次第に慢性化してしまいます。その状態で更に走れば、悪化してしまう一方。一旦貧血気味になってしまうと、雪だるま式に悪化してしまうのですよね。

コーチや栄養士がいれば、もしかして貧血では?と助言をしてもらえますが、一人でトレーニングをしていると、貧血での症状は徐々にゆっくりと出始めるので、単に疲れがたまっているのかも。くらいにしか思わないのですよね。
そして故障をして以降も、だるさを感じる貧血症状であれば、自然治癒力にも悪影響を受けてしまい、何日経っても一向に故障が治らないのではないかと思います。

やる気が出なかったり、トレーニングでペースが上がらなかったり、数日間に渡って疲労を感じたり、故障気味の場合、怠けているわけではなく、トレーニングの質が悪いわけでもなく、まずは貧血を疑い、食生活を見直すことが最も効果的に思いました。
特に走力が上がれば上がるほど、その身体を作るための栄養素は、一般人よりも多く必要とします。コンスタントにトレーニングを続けているランナーが、人と同じ定食や弁当を食べていてはダメなんですよね。量が多いだけでもダメ。トレーニングと同じで、質が重要になってきます。
小腹が空いた時に、コンビニで菓子パンや洋菓子、コーヒーを買うのではなく、スーパーでレバーの焼き鳥とおにぎりを買って食べるようにする。
糖分の多い清涼飲料水を飲むなら、豆乳やお茶にしておく。
小麦粉に砂糖や塩、脂を混ぜて、味覚をだます化学調味料で味を付けただけの、カスのようなジャンクフードは絶対に買わない、食べないようにする。(こういった食品を製造販売し、多くの子供に食べさせて利益を得ている大人たちの罪は大きいかと。)

栄養補給の質の低下は、愛車に粗悪ガソリンや低品質のエンジンオイルを入れるようなもの。不完全燃焼を起こしてパワーは出ないし、エンジン内の潤滑不良による故障の確率も高まります。自己ベスト更新を目標にしているランナーは、車に例えればスポーツカーレベルなので、オクタン価の高い燃料と、高性能のオイルが必要なんですね。
また、サプリメントはエンジンやミッションオイルの添加剤のようなもの。低性能のオイルに高価な添加剤を加えるくらいなら、オイルのグレードを上げた方が安上がりで効果的。これも車に例えるとわかりやすいです。

マラソンで走力を上げるには、トレーニング方法に目が行きがちですが、それ以上に大切なのは、ランナーに適した栄養素と、十分な休養だということを、今回の長期の故障で学ぶことができました。
4月も栄養に気を配りながら、ランニングを楽しみたいと思います。