今更ながらnasneを買いました。なんでもっと早く買わなかったんだろうと悔やむほど便利です。
・PCやタブレット、スマホでTV(地上/BS/110度CS)の視聴や録画ができる
・録画の品質を2段階で変えられる
(3倍モードで地デジで約232時間(1TB)録画可能)
・PC、スマホ、タブレットから録画予約ができる
・内蔵HDDだけでなく、外付けHDDも使える
・PCのHDDへも保存できる
・PCと光学ドライブを使い、Blu-rayやDVDに録画を保存できる
・スマホへ録画を転送保存できる
・動画や音楽、各種ファイルをnasneに保存して、出先でアクセスできる(NAS)
・価格は1TBで実売2万円と、一般的なHDDレコーダーと変わらぬ価格
PCやスマホ用のアプリでの視聴には課金が(PC用3000円、iOS用600円、Android用500円)必要ですが、PC用は視聴だけでなく光学ドライブやHDDへ録画を保存できるので、nasneの内蔵HDDが満タンになったときには好都合。また、録画番組をスマホへ高速保存することが可能なので、オフラインでも視聴できます。特に出先での試聴は、回線容量の上限に注意しないといけないだけに、この機能はありがたいです。
ただ、ハードウェアはいいのですがソフトは全然ダメで、iOS、Android用共にTV SideViewとtorne mobileがあり、似たような機能のアプリがなぜ2つもあるのかが謎。番組表の表示と録画予約は無料で使えるのですが、テレビや録画を見る場合はそれぞれに課金が必要。
双方のアプリには別々の欠点があり、TV SideViewは番組表がスムーズに表示されず、動きがぎくしゃくして非常に見づらい。また、Android版は動画以外は横表示できません。
そして、torne mobileは番組表はスムーズに表示できるのですが、録画をスマホへ書き出す機能がない。TV SideViewの方はあるのですね。
またtorne mobileの方は、映像が全画面表示されているときに、私が使っているAQUOSスマホの場合、Androidの戻るやホームのボタンのあるツールバーが右側へ縦に表示されたままとなるため、画面いっぱいに映像を表示することができません。TV SideViewのAndroid版はバーが消える仕様。
つまり、快適に使いたいのであれば、2つのアプリを使い分けるしかないのですよね。
番組表のチェックや録画予約はtorne mobile、視聴や録画の書き出しはTV SideViewというように。馬鹿みたい。
PC用アプリも短所があり、録画予約の際、裏番組の予約と重複した場合はメッセージで知らせてくれるのですが、何の番組とダブったのかは表示されません。スマホ用アプリは表示されるのですよね。
また、番組表は、キーボードやタッチパッドなどを使った横スクロールには非対応なので、細いスクロールバーをポインターで操作しなければなりません。
ポインターを番組に合わせると、勝手にポップアップ表示するという目障りな仕様。
これらのアプリはレビューでも悪評高く、星1つのクレームが殺到しています。
そもそも、この製品はPCやスマホ用のアプリがないと使えない代物なのに、そのアプリが製品にバンドルされていないというのがおかしいです。
日本製はハードはいいけどソフトはダメとよく言われますが、このSONYの製品は典型的ですね。
さらに問題なのは、いいテレビ番組が少ない点。本当に少ない。
有料チャンネル(NHK含む)はいいのですが、他のチャンネルは観てるほうが情けなくなるほど低質なものばかりで、中身が薄い分、時間の浪費となってしまいます。
それだけに、たまにある優良な番組は見逃したくないし、永久保存版としてディスクに焼いておきたいという番組もあるため、自宅でも出先でも試聴、録画できるこのnasneはとてもありがたい存在です。
またライブで見るよりも、録画して見た方がCMをスキップできるので、スポーツ中継などCM量が多い番組は便利だったりします。nasne用アプリは指定時間でのスキップ機能や、倍速再生が可能です。
さらに、nasneに付いているB-CASカードは、有料チャンネルの2週間お試し機能があるので、この期間に映画などを録りまくるといったこともできます。
このnasneを買うと、一般的なHDDレコーダーを買うのが馬鹿らしくなってしまいますね。直接テレビには繋げられず(DLNA対応テレビは可)、PCやタブレット、スマホで使うことが前提にはなりますが、安価になった大型ディスプレイをPCにつなげば、TVと同様の画面で楽しめるし、マルチディスプレイの状態でも視聴できるので、モニターにはTVを映し、ノート側でブラウジングといった使い方もできます。
タブレットやスマホ、ノートPCがあれば、自宅ではどの部屋でも見られ、タブレットをジップロックに入れれば入浴中も視聴できます。
複数の端末から同時アクセスできるので、違う録画を別のタブレットで複数の人が楽しむこともできます。
また、リモートデスクトップのSplashtopを使えば、メインPCに映っているTVを、サブPCから見ることが可能になるので、3000円の高価なSONYのアプリを複数台のPC分買う必要はありません。
nasneはダブルチューナーではないので、nasneを買い足さない限り裏番組録画はできませんが、ほとんどの方は今使っているレコーダーがあると思うので、それを併用すれば問題ないですね。
また、NASとしての利用も便利だったりします。
私はNexus7の使用頻度が減っていたのですが、nasneのおかげで活躍することに。特にNexus7の画面の縦横比は、iPadなどに比べると細長いので、テレビのワイド画面を表示する場合は無駄がないし、Nexus7を横向きにした場合は、ステレオスピーカーが両サイドになるため、非常に聴きやすいです。Nexus7はウェブや雑誌を見るには中途半端な大きさだったのですが、TVや映画は快適ですね。
また、1万円の格安スマホ(Covia FLEAZ F4s)でも問題なく視聴が可能でした。
注意すべき点は、動画を出先で見る場合は通信量が膨大になるので、パケット制限のあるキャリアの回線では安心して視聴できない点。NHKの連ドラのような短い番組なら問題はないですが、1時間番組を頻繁に見るのであれば、通信量無制限のプランに契約するか、Wi-Fiでの通信が必須です。
私は楽天のポイントが使えるショップで買いました。
Amazonでも格安で扱っています。