自分の自己ベストのタイムから係数を求めることで、自分がスピード型かスタミナ型かがわかるのですが、タイムを入力するだけで、それを簡単に求めることができるツールを、こちらのページで公開してくれています。
持久係数予測ツール!スピード型かスタミナ型か判定可能!(詳細なマラソンタイム予測も可能に)
このブログのランナーさんは、しっかり自己分析をしながらトレーニングされているようで、他にも参考になる記事が非常に多いです。
計算した結果、自分がスピードとスタミナのバランスいい場合は、今まで通りのトレーニングを続けていけばいいのですが、どちらかに偏りがある場合は、弱点の方を強化すれば、大幅なレベルアップが望めるかもしれません。
どちらかというと、若い方はスピード型、年配の方はスタミナ型になりやすいのではないでしょうか。
実際にトレーニング内容をチェックしても、若いランナーさんは、インターバル走や短い距離のペース走など、短い距離を速く走るためのトレーニングが非常に多く、持久力を鍛えるためのロング走が少ない。逆に年配のランナーさんは、ゼーハー言いながら追い込んで走る能力が衰えて苦手になってくるので、そういったメニューは敬遠し、中途半端に長いジョグと、休日のLSDが主体になってくるようです。このメニューだと月間走行距離は必然的に長くなるため、これを目標に置きたがるのも、中年ランナーさんに多いような気がします。
10kmなどのレースよりも、フルの自己ベスト更新やサブ4、サブ3が目標であれば、フルのペースよりもはるかに速く走る能力は不要にように思えますが、レベルが上がれば上がるほど、最大酸素摂取量と、乳酸性作業性閾値のレベルをスピードトレーニングで向上させ、苦しい状態でも走り続けられる能力や、走りながら疲労を回復できる能力を鍛えないといけません。
これは中途半端なペースのロング走では鍛えられないのですよね。
私の場合は、持久係数は4.69(スタミナ型4.6、スピード型4.75)となり、バランスはそこそこいいようです。
私がサブスリーに達するまでのトレーニング内容を振り返ると、ポイント練習は10~15kmのペース走(LT走)と、ジョグペースかそれよりも速いロング走が主体でした。
ランニングを始めて1年程度の伸び盛りの頃だったので、10kmあるいは15kmを以前よりも速く走るという、タイムトライアルに近い内容で走っていました。
もちろん、記録更新はある程度のタイムで頭打ちになるのですが、このトレーニングを繰り返したことにより、フルのレースペースで走ることが非常に楽になりました。
ロング走をメインにしていたのなら、筋持久力は向上できるものの、ペース全体の底上げはほとんどできず、目標のレースペースで走れば心臓がバクバクになったことと思います。
逆に若いランナーさんは、短い距離を速く走ることに長けており、トレーニングをすれば更に向上できるため、速いペースで走ることに頑張るのですよね。そしてその分ロング走を怠っているので、レースの25km以降で、ペースがガタ落ちしたり足が止まっているランナーさんは若い方が非常に多い。20~30歳代の登録ランナーでさえ、後半にガタ落ちしています。それを私のような白髪混じりのおっさんランナーが抜いていくのですよね。そしてさらに年上の熟年ランナーさんが、私を抜いていきます。。。
自分の弱点を知り、それを対策するメニューを作り、トレーニングを繰り返して克服するといいように思います。自分の得意とする部分を更にトレーニングで向上させる考えもありますが、ある程度のレベルに達すると、ほとんど向上できなくなります。得意な部分は意外と伸びしろが少ないのですよね。
またバランスが良かった場合でも、加齢による影響でスピード系は苦手になってくるので、それを対策したトレーニングを重視するといいかもしれません。
スピード系のトレーニングは、一人ではなかなか追い込めないので、10kmなどの距離が短いレースをいくつか組み入れ、それをポイント練習の一環にすると、やる気も出るしレベルアップが早いかもしれませんね。
私はトラックでインターバル走をしているときは、ゼーハーゼーハーと死にそうな呼吸を繰り返しながら鬼の形相で走っており、若いランナーさんは「やばいオッサンが来た!」といった感じでコースを開けてくれたりします。ラストは上半身裸になり、ぶっ倒れそうな勢いでゴールします。呼吸がうめき声になります。
私が利用しているトラックで、こんなハードな攻め方をしているオヤジは自分以外見たことがありません。年齢別での全日本ランキングで上位に入るには、こんな感じのトレーニングが必要のようです(^_^;)