マラソン初心者よりも、目標に向かってガンガントレーニングをしている実践者に向けた本となっています。
本には城西大学駅伝部のトレーニング風景や、レースの写真が多く挿入されていて、図やグラフ、表なども多く使われており、わかりやすい参考書のような作り。
目次はこうなっています。
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まえがき
基礎理論を学んでトレーニングに取り組むことで、レースでの成功を実現することができる。
第1章
ランナーのための生理学
1,ATP再合成とエネルギー供給の仕組み
2,エネルギー供給の仕組み1 無酸素性エネルギー
3,エネルギー供給の仕組み2 有酸素性エネルギー
4,長距離ランナーの能力を決める3つの要因
5,無酸素性トレーニングはなぜ必要なのか
6,有酸素性トレーニングはなぜ必要なのか
7,ランナーの筋肉 その種類と特徴
8,ランナーの筋肉 トレーニングを考える
第2章
さまざまなトレーニング
1,トレーニングの原則
2,ランナーのフォームの基本
3,正しいフォーム作り
4,トレーニングの種類1 ペースランニング
5,トレーニングの種類2 インターバル
6,トレーニングの種類3 距離走
7,トレーニングの種類4 レペティション
8,トレーニングの種類5 タイムトライアル
9,トレーニングの種類6 クロスカントリー
10,トレーニングの種類7 筋力トレーニング
11,トレーニングの種類8 坂トレーニング
12,トレーニングの種類9 体幹トレーニング
コラム 高地トレーニングの科学
第3章
トレーニング計画
1,競技力向上に必要な具体的な目標設定
2,年間計画 四季に合わせて計画を立てる
3,春・スピード強化期 トラック競技に取り組む
4,夏・トレーニング期 持久力強化と補強に取り組む
5,秋・ロードレース期 充実した結果を出す
6,冬・トレーニング期 地形を利用して強化
7,種目別トレーニングメニュー
8,競技会の成績を評価して将来に生かす
第4章
レースに向けたコンディショニング
1,レースに向けたコンディショニングの基本
2,レースに向けた気持ちのコントロール法
3,レース当日の過ごし方
コラム 体調管理と心拍数
第5章
レースにおける戦略と技術
1,戦略と技術1 800m
2,戦略と技術2 1500m
3,戦略と技術3 5000m
4,戦略と技術4 10000m
5,戦略と技術5 3000mSC
6,戦略と技術6 ロードレース
7,戦略と技術7 駅伝
8,戦略と技術8 マラソン
コラム レースにおける呼吸法
コラム ラストスパートを成功させる3つのポイント
第6章
メンテナンスと休養
1,疲労と回復のメカニズム
2,ウォームングアップの必要性
3,クーリングダウンの理論と方法
4,アイシングによる故障予防
5,故障予防のためのO脚改善
6,パフォーマンス向上のためのアミノ酸サプリメントの活用
7,貧血対策
8,トレーニング時の水分補給
あとがき
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地道にトレーニングをしている市民ランナーの唯一の弱点は、優秀なコーチや指導者がいないこと。
この本は指導者の役割をはたしてくれます。知識が深まり、モチベーションアップにもつながりました。是非一読を。