"あざいおし"ではなく"あざいおいち"と読み、浅井町("あさいちょう"ではなく"あざいちょう")で行われるお市マラソンということなんだそうです。
お市(お市の方)とは、織田信長の妹のお市のことで、浅井長政の妻でもある人。織田家と浅井家はお市を架け橋に同盟を結んだものの、信長が浅井氏と関係の深い越前国の朝倉義景を攻めたため、浅井家と織田家の友好関係は断絶し戦に。この合戦が行われた地が滋賀県の長浜で、姉川の戦いと呼ばれています。詳しくはWikipediaに。
前日の晩より雨が降り出し、早朝まで続いていたのですが、現地に到着した頃には雨は上がり気温は18度、湿度81%、無風というコンディション。
低山に囲まれたのどかな田園の町で、道中の渋滞はほとんどなし。会場から少し離れたいくつかの場所に駐車場が分散され、駐車場や駅からはシャトルバスがひっきりなしに運行しており、とてもスムーズに会場入りができました。
その会場は公園や運動施設、図書館、資料館などが混在したかなり広いエリアで、参加者6000人規模の大会ですが余裕綽々のキャパシティです。
スタッフの方も多く、受付や案内放送、エイド対応、ゴール後のチップ取り外しとスポドリのサービス、完走証発行、参加賞受け取りなど、すべてスムーズ。
更衣室は体育館が使われ、テニスコートに荷物置き場と貴重品預かり所があり、スタート直前にみんなが一気に利用するトイレは長蛇の列になったものの、他は問題なく快適そのものでした。ランネットの大会100選に選ばれているのも納得です。
スポーツショップなどのブースも賑わっています。
私が出走したハーフは10時30分にスタート。
名簿ではハーフの出場者は男子3080人、女子940人、計4020人。
スタート直前の様子。
スタート直後の様子。
スタート直後は人が多いのと、必ずと言っていいほど走力の低いランナーさんが前に並ぶので混雑してしまうのですが、前の方に並んだ私はこの混雑からすぐに解放され、同ペースのランナーさんたちとスムーズに走れました。
女性ランナー3名が私の走っているグループに混じっており、見るからに速そうな人ばかり。
ついて行くのが厳しいほどで、最終的にはこのランナーさんにはついていけませんでした。リラックスしたフォームで見た目は全然速く見えないのですが、キロ3分40~50秒ほどで走っています。女子で優勝されていました。
コースは低山や田畑、川を見ながら走れる見晴らしのいい道路で、脇にはコスモスなどの花が咲いていてとても気持ちがいいです。
沿道には一定の間隔でスタッフの方がスタンバイしており、地元の方も出てきて応援をしてくれます。
コースはフラットに見えるものの、実は緩やかな上りとなっており、トータルでの高低差は結構あります。
途中から民家の建ち並ぶ狭い道路に入ります。ここの道路は真ん中にコンクリートが埋め込まれていました。何なんですかね?
※これは路面凍結防止用のシステムらしいですね。ツイッターでフォロワーさんに教えて頂きました。
道路を数回直角に曲がります。
Uターンして再び同じルートを通るため、後続のランナーさんとすれ違う形になります。
この辺りまでの前半区間は全体的に上りとなり、斜度は緩いため大幅にペースが落ちることはないものの、ジワジワと苦しくなります。
町中を抜けて川伝いの道路に。後半は全体的に下りですが、疲労があるため気分的にはフラット。
一時離されていた女性ランナーさんに追い付き、追い越せました。このランナーさんが2位。
最後にやや上り、そしてラストスパート区間は緩い下り。苦しいものの、意外とペースが上げやすいです。
最後はトラックを回ってゴールですが、雨で濡れたこのトラックがツルツルで、足が滑って前に進まない状態に。劣化しているのでしょうかね?濡れただけでこんなに滑るトラックは初めてで、ラストスパートなのに減速状態。細い白線の部分はヤスリのように滑らなかったため、この部分を慎重に走っていたところ、最後に1人に抜かれてしまいゴール。
予想外に好タイムで、セカンドベストのタイムでゴールできました。
走行データはこちら。
前シーズンは、ハーフのレースが1時間21分台ばかりだったため、20分台は2年ぶり。ラストのトラックが滑らなかったら自己ベスト更新も可能だったかもしれませんが、この初参加の大会はフルのためのトレーニングの意味合いが強かっただけに、意外な結果で喜びもひとしおでした。
帰りに参加賞がもらえるのですが、ミズノのボトルポーチと地元の新米2kgがもらえました。この参加賞は非常にうれしい。
気に入らない色やデザインのTシャツや、家にたまる一方のタオルよりも、こういった賞品の方がうれしいですね。マラソン大会は地方色豊かなイベントなので、地元の名産品や特産品などを参加賞にした方が地元の商店も喜ぶし、もらう私たちもうれしいです。Tシャツやタオルなどは、大会に関係のない製造元の中国や流通させている貿易商社が喜ぶだけですもんね。
この大会は、コース前半が上り基調、後半が下り基調、そしてラストスパート区間も下りということで、苦しくなる後半に粘れたり、追い込んだりしやすく、ラストもがむしゃらにスパートできるので、淡々と走るフラットなコースよりも変化に富んでおり、好タイムが出やすいかもしれません。
この日は曇って日差しはなかったものの、雨上がりで湿度が高く、かなり汗だくになり、エイドでは水を頭からかぶり体を冷やす必要がありましたが、オーバーヒートするようなことはありませんでした。
そのため、限界ギリギリの閾値レベルで走り続けることができ、持てる力を十分発揮できたようです。
トレーニングでLT値レベルのペース走を何度も行ったのが効果的だったかもしれません。最大酸素摂取量のレベルを上げるインターバル走よりも、限界ギリギリの苦しさを長時間維持するペース走の方が、ハーフやフルのためのトレーニングには適しているように感じました。
また、30㎞のロング走を数回行っておくと、ハーフの距離が短く感じられるようになるので、精神的、肉体的余裕度も高まるようです。
それと、走りながら撮影せずに走れば、更に速く走れそうな気がするのですが、撮影をするためには、周りの風景を見たり、前方の走者を見たり、草花を見たりなどするため、ひたすら苦しんで走るよりも気が散る分、楽に走れます。
撮影はiPhoneで行ったのですが、画面を見ずに当てずっぽうでシャッターを切っているため、撮影自体は楽チンだし、撮れた写真はアプリを使ってトリミングしたり傾き調整したりすれば、そこそこ見られる写真にすることができます。
それに、苦しみながら並走しているランナーがいたときに、何気にスマホで写真を撮っていれば、「なんなんだこのオッサンは。余裕ありすぎ!」と驚かれて戦意喪失したりする点も、長所の一つだったりします(^_^;)
この大会は運営が完璧で、会場が広くコースも走りやすく、田舎のおかげで空気もうまい。
道路を数回直角に曲がります。
Uターンして再び同じルートを通るため、後続のランナーさんとすれ違う形になります。
この辺りまでの前半区間は全体的に上りとなり、斜度は緩いため大幅にペースが落ちることはないものの、ジワジワと苦しくなります。
町中を抜けて川伝いの道路に。後半は全体的に下りですが、疲労があるため気分的にはフラット。
一時離されていた女性ランナーさんに追い付き、追い越せました。このランナーさんが2位。
最後にやや上り、そしてラストスパート区間は緩い下り。苦しいものの、意外とペースが上げやすいです。
最後はトラックを回ってゴールですが、雨で濡れたこのトラックがツルツルで、足が滑って前に進まない状態に。劣化しているのでしょうかね?濡れただけでこんなに滑るトラックは初めてで、ラストスパートなのに減速状態。細い白線の部分はヤスリのように滑らなかったため、この部分を慎重に走っていたところ、最後に1人に抜かれてしまいゴール。
予想外に好タイムで、セカンドベストのタイムでゴールできました。
走行データはこちら。
前シーズンは、ハーフのレースが1時間21分台ばかりだったため、20分台は2年ぶり。ラストのトラックが滑らなかったら自己ベスト更新も可能だったかもしれませんが、この初参加の大会はフルのためのトレーニングの意味合いが強かっただけに、意外な結果で喜びもひとしおでした。
帰りに参加賞がもらえるのですが、ミズノのボトルポーチと地元の新米2kgがもらえました。この参加賞は非常にうれしい。
気に入らない色やデザインのTシャツや、家にたまる一方のタオルよりも、こういった賞品の方がうれしいですね。マラソン大会は地方色豊かなイベントなので、地元の名産品や特産品などを参加賞にした方が地元の商店も喜ぶし、もらう私たちもうれしいです。Tシャツやタオルなどは、大会に関係のない製造元の中国や流通させている貿易商社が喜ぶだけですもんね。
この大会は、コース前半が上り基調、後半が下り基調、そしてラストスパート区間も下りということで、苦しくなる後半に粘れたり、追い込んだりしやすく、ラストもがむしゃらにスパートできるので、淡々と走るフラットなコースよりも変化に富んでおり、好タイムが出やすいかもしれません。
この日は曇って日差しはなかったものの、雨上がりで湿度が高く、かなり汗だくになり、エイドでは水を頭からかぶり体を冷やす必要がありましたが、オーバーヒートするようなことはありませんでした。
そのため、限界ギリギリの閾値レベルで走り続けることができ、持てる力を十分発揮できたようです。
トレーニングでLT値レベルのペース走を何度も行ったのが効果的だったかもしれません。最大酸素摂取量のレベルを上げるインターバル走よりも、限界ギリギリの苦しさを長時間維持するペース走の方が、ハーフやフルのためのトレーニングには適しているように感じました。
また、30㎞のロング走を数回行っておくと、ハーフの距離が短く感じられるようになるので、精神的、肉体的余裕度も高まるようです。
それと、走りながら撮影せずに走れば、更に速く走れそうな気がするのですが、撮影をするためには、周りの風景を見たり、前方の走者を見たり、草花を見たりなどするため、ひたすら苦しんで走るよりも気が散る分、楽に走れます。
撮影はiPhoneで行ったのですが、画面を見ずに当てずっぽうでシャッターを切っているため、撮影自体は楽チンだし、撮れた写真はアプリを使ってトリミングしたり傾き調整したりすれば、そこそこ見られる写真にすることができます。
それに、苦しみながら並走しているランナーがいたときに、何気にスマホで写真を撮っていれば、「なんなんだこのオッサンは。余裕ありすぎ!」と驚かれて戦意喪失したりする点も、長所の一つだったりします(^_^;)
この大会は運営が完璧で、会場が広くコースも走りやすく、田舎のおかげで空気もうまい。
残念な点は、種目別で順位が決まるだけで、年代別という分類がない点。50前の私の場合、総合で順位を付けられると、今回のタイムでは50位以内にも入れず、遅さが際立ってしまうのですね。。。
このあざいお市マラソン、来年ももちろん参加し、自己ベスト更新を狙ってみようと思っています。
非常に快適でオススメの大会ですので、是非ご参加を。
非常に快適でオススメの大会ですので、是非ご参加を。