数年前にEPSONのEP-804Aというプリンターを買い、スマホやパソコンからWi-Fi経由で手軽にプリントできるので感動していたのですが、写真プリントはインクの減りが早いおかげで使用頻度が少なくなり、たまに資料などをプリントしたりコピーをしたりする程度になってしまいました。
資料や書類などを数枚プリントする場合でも、起動時にヘッドの掃除でインクが浪費し、給紙がうまくいかずトラブったり、肝心な時にインクが切れたりと、ストレス溜まりまくり。
それに今は自宅で写真をプリントするのなら、ネットプリントなどのプリントサービスを利用した方が綺麗で安いのですね。
価格.com - ネットプリント・デジカメプリント比較|写真印刷
初回利用は特別割引があるので、複数の業者をハシゴすれば大量の写真を格安でプリントすることができます。
また、フォトブックの作成もあり、これも非常に安い。
1冊198円からのフォトブック、高品質写真アルバム|ネットプリントのしまうまプリント
そのため、インクがボッタクリ価格の高画質プリンターなど買わなくても、ネットプリントを利用した方が断然お得で簡単です。
ただ、資料などのプリントはネットプリントだと割高。例えば、Amazonの返品用のバーコード用紙を1枚プリントしたいとか、免許証をコピーしたいとか、提出書類を5枚だけプリントしたいとかだと、データを送信してコンビニへわざわざ出かけ、1枚20円でプリントし、ついでに缶コーヒーなど余分なものまで買って帰宅。そして、あ、もう1枚足りなかった!なんてことも。
そのため、写真はネットを利用し、資料などは自宅で行った方が好都合のため、割引が大きく互換インクが豊富な一流メーカーの格安プリンターで十分なんですね。
このCANONのプリンター、インク代より安いです。執筆時点で3057円。
ちょっとインクが特殊で、インクタンクにプリントヘッドが合体したもの。そのため、純正インクは非常に高い。互換インクも割りと高めなので、インクの詰め替えタイプを使えば、他の機種同様に低コストで利用できます。
このインクが抜かれた中古品となると、送料込みで1500円ほどで売られています。
このCANONのプリンターに4300円ほど追加してもらうと複合機が買えます。執筆時点で7323円。
他メーカーでは更に安いものもありますが、互換インクがなかったり、あっても割高だったりする場合があるようです。そのため、販売台数が多い人気メーカーの機種を買ったほうがいいようです。
このCANONの複合機ですが、ソフマップでは中古品を扱っており、価格は税込4838円。メーカー保証はないものの、初期不良は返品、返金可能。
今まで家電品での故障は、初期不良での交換か、メーカー保証期間が切れた頃に壊れる場合がほとんどで、1年のメーカー保証を効果的に使えた試しがありません。そのため、初期不良の交換が可能で、楽天ポイントも使えるこの中古品を買いました。
5000円以上は送料が無料とのことで、詰め替え式のインクも注文。染料でなくタンクの大きい顔料ブラック用。
届いた商品は外箱は付いており、インクはすでに取り付け済み。印字テストをした用紙が入っており、動作が確認されたものでした。汚れや傷はなく、取説やアプリのCDなどはすべて入っていました。
新品を買って初期不良品をつかまされ、交換や修理依頼に振り回されることを思うと、第三者が動作を確認したショップの中古品の方が安心。早速使ってみたところ、サクサクとプリントしてくれました。
写真画質は色の種類が多い、既存のEPSONの方がいいですが、CANON製は黒色に顔料インクも使われているので、水性よりもくっきりしており、テキスト主体の黒色印刷には向いています。
給紙は、カセットトレイに複数のサイズの用紙をスタンバイさせることができず、A5以上のサイズは印刷する直前に用紙をトレイに差し込まないといけないタイプですが、私は印刷する用紙がA4だったりB5だったり、左右を振り分ける必要があるルーズリーフだったりなど、用紙をいろいろ変えるため、その都度給紙の必要があるこのタイプの方が好都合でした。
プリント時の動作音は大きいですが、サイレントモードにすれば気にならない程度の動作音に。
インクは黒は詰め替え式を買いましたが、カラーは互換カートリッジを買いました。これはまだ使っていません。
ショップによって送料が有料の場合と無料の場合があるので注文前にチェックを。
そして、複合機なのでスキャンもできますが、今はスキャンはスマホを使った方が手軽で早い。しかし、コピーをするのは複合機で行った方が簡単ですね。縮小コピーもできるので、A4資料をコンパクトなB5やA5の無地のルーズリーフにプリントし、バインダーのノートと一緒に綴じておけば、ノート1冊にまとめることができます。
バインダーは薄くてかさばらないコクヨのスマートリングを使うと便利です。
多くの資料とノートを1冊にするなら、スマートリングの表紙だけを使い、リング部分をカールのルーズリングを使うと便利です。一番大きい14mmなら120枚綴じられます。
そして古いノートはこのバインダーへ一元化。リングの機能が素晴らしく、用紙が曲がらずガバッと開けます。質感のいい布張り表紙で頑丈な作り。私は読書ノートやランニング日誌などもすべてルーズリーフを使っています。
プリンターのスキャナは、パソコン用の添付のアプリを使うと、読取革命による高精度のOCR機能が使えるため、テキスト化したい場合は便利です。
そして、プリント用のスマホアプリはiOS、Android双方に無料で提供されており、スキャナ機能も付属しています。便利なのは、用紙サイズ指定にB5がある点。これ、EPSONはないのですよね。
というわけで、安価に手に入れたおかげで、非常にコストパフォーマンスが高い一台となりました。活用法も様々で、例えば図書館で借りた本は、下記の方法でスキャン。本や雑誌をデジタル化すると必要な時以外は読み返しにくくなりますが、必要なページのみをプリントして、いつも使うノートに綴じておけば再読しやすいし、ルーズリーフならページを追加できるので、スキャンしプリントしたページを読みながら、罫線のルーズリーフにメモを書き留めて学ぶことができます。
ランディノート: 風呂で読書
ランニング日誌などの自作テンプレートの印刷も役に立っています。
ランディノート: マラソン大会レポート用紙と、トレーニング日誌
安かろう悪かろうとはならないのがプリンター。写真は速くて安くて綺麗なプリントサービス業者を利用し、自宅では資料のプリントやコピーをするだけなら、1万円や2万円するプリンターなど不要。写真も高画質を求めず、机や壁に貼っておくスナップ写真のようなものなら、この機種でも十分満足できます。画像加工のスマホアプリが豊富なおかげで、これでペン画風や水彩画風などの特殊加工したような写真のプリントも、高画質を求めないため、この機種程度の画質で十分満足できてしまいます。
マラソン大会での賞状や高記録の完走証は部屋の壁に貼ってあるのですが、色あせてしまうので、この複合機でカラーコピーして、本物はクリアファイルに保存し、コピーを壁に貼っておきました。
プリント済みの写真のスキャンも便利で、スキャナに複数の写真を適当に並べてスキャンしても、自動で写真を抜き出し1枚ずつに分割してくれる機能があります。
また、スキャナよりも大きな用紙を半分ずつスキャンし、それを1枚につなぎ合わせる機能もあります。そして印刷では、1枚の画像を分割してプリントし、その用紙をつなぎ合わせて1枚の大きな画像にする機能もあります。カレンダー作成や、ノートの罫線や方眼のプリント機能など、安くてもソフトは十分のようです。