ハーフマラソンに出走してきました。ここのコースは”こちらのマップ”にあるように、7kmあたりからの高低差が激しく、かなりハードなコースなのですが、しっかりトレーニングを積んだのが幸いして、自己ベストを大幅に更新し、1時間23分台で走ることができました。バンザイ!
ここ菰野町は、鈴鹿山脈の麓にある空気が良く静かな一帯で、主要道路が完成してから大きな工場がいくつも建ち、そのおかげで人口も次第に増えてきました。それでも、土地が広大なため、自然豊かなド田舎を維持しています。しかし、人口の増加で税収は増えたため、役場や図書館などの建物は、無駄に立派なものに建て替えられました。
大きな建物が役場、手前が図書館なのですが、この図書館の内部もかなりの充実ぶりです。
菰野町図書館 館内施設
この菰野町図書館のある場所を拠点に、かもしかハーフマラソンが開催されます。敷地も広く公園もあるので、大勢集まってもパンクすることはないようです。
これがスタート直前の様子。
ハーフマラソンの部はエントリー者数2500人。ゲストは土佐礼子さんだったのですが、どこに見えるのやらわかりませんでした。足元を見ると、隣の人とシューズがお揃いでした。
軽量で高速タイプのadizeroのTakumi Renですが、このシューズは、クッション性がイマイチなので、ここの高低差のあるルートでは、下りで足を痛める可能性が高いかもしれません。私はTakumi Renのインソールを、トレーニングタイプのシューズの厚めのインソールに入れ替えることで対処しました。
スタートから3kmほどの区間は、走者が多いため混雑し、追い抜くのに手こずりました。1時間30分レベルのスタート位置に立ってしまったのがダメだったようです。しかし、混雑したのは最初だけで、その後はスムーズに走れました。
306号線を左折してから県民の森まで続く登りが厳しいのですが、事前に試走し、どれくらいの負荷があるのか確認しておいたのが功を奏し、バテ切るギリギリのペースで走ることができました。そして、県民の森から怒涛の下りが始まるのですが、足の衝撃をできるだけ吸収しながらロングストライドで速度を上げ、キロ3分30秒レベルで下りることができました。高低差とペース配分はこんな感じになりました。
その後も登り下りは続きますが、iPhoneの”Runmeter GPS”でペースをアナウンスしてもらいながら走りを調整し、信号を左折した最後の緩やかな直線路でラストスパート。10km走のランナーと合流するため混雑しますが、道路が広いため走行には問題はありません。呼吸のピッチを細かくすると足のストライドが狭くなるので、2回吸って2回吐くをできるだけ維持し、最後はもがくようにしてゴール。
このルートで自己ベストを出すのは無理と思っていただけに、記録を確認して渾身のガッツポーズ。次に出場予定のフルマラソンレースも期待大となりました。
ところで、このレースのスタート前に、72歳のランナーさんと仲良くなって会話が弾んだのですが、私の親父ほどの年齢にもかかわらず、スタイル抜群で元気ハツラツ。肩幅があってお腹は減っ込み、胸を張った姿勢が美しいアスリート体型。1人でコツコツとランニングをされていて、仕事は今も現役。すごく楽しそうに会話をし、人生を充実されていることがひしひしと伝わって来ました。こんな爺さんになりたい!と思わせるナイス爺でした。
私の年齢は46。シワや白髪が増え、体力維持が難しくなり、年には勝てんと思っていたのですが、72歳の爺さんから見ればはなたれ小僧。そして72歳になるにはまだ26年もあります。長い長い。いくつまで生きられるかはわかりませんが、それがわからないだけに、今を充実させたいですね。仕事が大変だったり、貧乏だったり、解決できない問題が山積していたりするものの、体力アップと健康管理は今すぐにでも取り組めます。身体さえしっかりしていれば、とりあえず幸せに生きられることを、今回のレースに出場された多くのランナーさんの笑顔を見て実感できました。
次のレースはフルマラソン。このレースに向けたトレーニング開始です。