2012/11/13

いびがわマラソン

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11日の日曜日に行われた、いびがわマラソン大会に出場してきました。

いびがわマラソン 公式サイト


私は初参加だったのですが、人気の高い大会なので参加者も多く、とても賑わっていました。ステージでは高石ともやさんと、金哲彦さんが話をしたり歌ったりしていたのですが、やたら一人で盛り上がる高石氏と、呆然とする金さんの表情が対照的で面白かったですw
また、ゼッケンを縫いつなげて服にしていた方が見えて、かなりオシャレで思わず撮ってしまいました。アイデア抜群ですね。
ゲストに西田ひかるさんが見えていたのですが、残念ながら見つけることができませんでした。ウォーキングに参加されていたようですね。会いたかった。。。

スタート地点で、バケット車に高橋尚子さんが乗っており、掛け声と共に10時スタート。写真を撮りたかったのですが雨が降りそうなので、ジップロックに入れたiPhone 5では撮ることができませんでした。動画ニュースではその時の模様が公開されているようです。
天気予報ではくもりのち雨だったのですが、まさにその通りで、スタート時はほとんど降っていなかったものの、山道に入りだした頃から雨がパラパラ降り出し、峠のキツイ坂道あたりで本降りに。気温はさほど低くなかったものの、パンツもソックスも雨でずぶ濡れになりながらなので、体温が奪われ体感温度はかなり下がってきます。ランパンが嫌いな私は、いつもこのスタイルなのですが、雨でもフィット感は変わらないため快適で、ハイペースで必死になって走っているので寒くはなかったのですが、濡れ対策をせずにゆっくりペースで走られている方は、低体温症になるのではないかと思うほどの過酷な状態でした。名古屋ランニングジャーナルさんが出場され報告をされていますが、雨で大変だったようです。

ここのコースは揖斐川渓谷をなぞりながらの山間コースで高低差が激しく、ほとんどが坂道。レース中でもiPhoneのRunmeterを使ったのですが、高低差とペースはこんな感じになりました。森林が多い山間部のため、GPSの誤差が大きいようで、グラフは結構乱れてしまいました。


前半の登りでパワーを使ってしまうので、後半は下りばかりにもかかわらず、ペースが落ちる落ちる。でも、この雨の中、沿道で多くの方が声援をしてくれるし、コースの警備にあたる方も応援の声を掛けてくれるので、力が入ります。それに、これでもか!といった感じで手をおもいっきり伸ばしてタッチを求める子供たちもとても可愛くて、疲れを忘れさせてくれます。

30kmを越えたあたりから足が重くなり、距離を増すごとにペースが落ちるのですが、ここはハードなコースで、しかも雨となったため、サブスリーはもちろんのこと、自己ベスト更新も狙っていませんでした。それに事前のトレーニング強度の設定ミスで足の調子を悪くしてしまい、左膝の痛み、左のシンスプリント、右足甲部分の血管が見えないほどの腫れ、慢性的な腰痛というボロボロの状態。しかし、いざ走りだすと、前半は結構いいペースで走りきったので、30km以降のペースダウンを何とか防げば、3時間10分は切れそうな感じになりました。しかし、前半に抜かした選手たちに次々と追いつかれ、ラスト2kmあたりで女子にもぶち抜かれてしまいました。この若い女性の選手、「フン、フン♪フン、フン♪」とかわいい呼吸をしながら楽そうに走っていたので、私はストーカーのように後を追ったのですが、まったく追いつけずドンドン離れていってしまいました。この方が、女子フルマラソンの1位になったようです。
で、私の方は、苦しくてあごが上がり空を見ながら走るような状態。ラストスパート地点で、高橋尚子さんがタッチをしているようだったのですが、私はタッチする余裕などありません。川内優輝選手のように目を白黒させて倒れこみたい気分でフィニッシュし、ウエストバッグに入れてあったiPhoneを停止したところ、なんとサブスリー達成タイムが。


実は、片耳にイヤホンを付けてRunmeterの距離やペースアナウンスを聞いていたのですが、後半あたりから雨の水でイヤホンから音がしなくなり、ペースもタイムもまったくわからなかったのですね。ウエストバッグからジップロックに入ったiPhoneを取り出すのも億劫だったし、練習のおかげで感覚的にペースは把握していたので大丈夫と思っていたのですが、下りが多かったおかげで自分が感じていたペースよりも速く走れたようです。
しかし、ゴール後にすぐわかるグロスタイム(スタートラインからではなく、号砲からゴールまでのタイム)の結果の用紙をもらったところ、3時間2分台orz
号砲からスタートラインまで2分もかからなかったと思うので、ネットタイム(42.195kmのタイム)でもサブスリーは達成できなかったかと思われます。3時間5分21秒の自己ベストは更新できたので満足は満足ですが、あとちょっとだっただけに非常に残念。しかし、悪条件の中、目標を大幅に上回ることができたし、多くの声援を受けながら100%の力を出せたので、心に残る良いレースとなりました。もちろん来年も、いびがわマラソンに参加する予定です。ここの大会は運営者やボランティアの方々、ゲスト、地元の声援、トイレやエイド数、交通整理、シャトルバスの運行など、どれを取っても非常に評価が高いのですが、実際に参加してみてなるほど納得でした。

次回のレースは伊勢のハーフマラソン。今の疲労をしっかり抜きトレーニングに励み、満足の行く生涯記録を残せるように頑張り、美味しい伊勢名物の赤福餅を食べてこようと思っています。赤福本店で食べる赤福はもちろん美味しいのですが、一緒に出してくれるお茶がうまいのですよね。それと始めて食べた時、見た目の悪さに「なんじゃ、こりゃ~!」とつぶやき、食べると美味しくて「なんじゃ、こりゃ~!」つぶやいてしまう伊勢うどんも外せません。