2014/11/10

2014 いびがわマラソン

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岐阜県揖斐川町で行われた、いびがわマラソンに出走してきました。



私はこの大会は3年連続で出場しているのですが、3年連続雨となり、美しい渓谷や山並みは、今回もどんよりくすんだ景観となってしまいました。
フルマラソンは10時スタート。現地には7時過ぎに到着したのですが、すでに多くの人で賑わっており、



更衣室となっている講堂は、空きスペースがほとんど残っておらず、わずかのスペースを見つけてマットを引いて、休憩と準備を行いました。
ここでなんと、宇宙飛行士を発見。写真はブレてしまいましたが、この格好でマラソンはさすがに厳しいものの、インパクトは大でした。



屋外のステージでは、いろんな催しが行われていたようですが、エネルギーを消費したくなかったので、出歩くことなく、マットの上で休憩したりマッサージをしたりしながらマッタリと時間待ち。
この日のウエアは、雨での視界確保のための帽子、サングラスは無し、コンプレッションタイプのアディダスの半袖シャツと、ミニポケットが便利なナイキのショートタイツ、ミズノのソックス、アシックスのターサージール。
気温は15℃と寒くはないので、グローブやサポーターはしませんでした。ビニールのポンチョを着ている方も見えましたが、上位陣はほとんど着ていませんでした。小雨でしたが、ハイペースで走っているのであれば、この格好で寒さや冷たさはまったく感じませんでした。
ペースの遅い方は、長時間濡れて身体が冷えてしまい、低体温症の恐れがあるので、簡易のレインウェアや、手足の防寒は必要かと思います。

スタート直前の様子。





マラソン普及の貢献度の高い、金哲彦さん、高橋尚子さんと、いつまで経っても可愛い西田ひかるさんが、ステージに立って応援メッセージ。上空にはヘリも飛来。(肖像権の問題がありますが、写真の画質が悪いため、修正せずそのままアップ)



この大会のエントリー者数は、フルマラソン男子5181人、女子920人、ハーフマラソン男子2552人、女子1607人。
私は図々しくも、やや前方にスタンバイ。ネットとグロスのタイム差を縮めたいという理由もありますが、それよりも、西田ひかるさんが見たいため。すでに42歳とのことですが、相変わらず可愛かったですよ。ウェブで西田ひかるさんを画像検索しても、どの写真を見ても可愛いですよね。

2週連続フルにチャレンジしている私は、疲労が完全に抜けきっていないのもあり、この日の体調はイマイチで、天気も悪いため気分的にもイマイチ。
スタート直後の様子。



見た目は混雑しているものの、全体のペースが速いおかげで、意外とスムーズに走れました。スタート直後3kmあたりまでの私のペースはキロ3分50秒前後。



沿道の応援は多く、色とりどりのレインコートを着た子供たちのハイタッチの連打は、笑っちゃうほど楽しかったです。





平坦なコースを走り山へ向かうのですが、



すぐに上り坂が始まります。



渓谷を見ながら山腹の道路を走るこのコースは、前半が上り基調、後半が下り基調となっており、ペース配分が難しいタフなコース。



前半に頑張っても、後半は下りだから楽だろうと思うのは大間違いで、後半の長い長い下り坂は、前半で頑張った足の疲労に追い打ちをかけ、思ったほどペースが上がらず、この部分でレースの勝敗が一気に決まります。自分の走力を過信して、前半に頑張りすぎたランナーは、後半の下りで次々に追い抜かれてしまい、ラストの平坦な堤防で疲労困憊となり、タイムは遅れる一方となります。

小雨は降り続き、タッチパネルの反応がおかしくなり、走行中の写真は前半の数枚しか撮れませんでした。







苦しい山道の区間は応援は少ないものの、一定の感覚でスタンバイしてくれているスタッフが声をかけてくれるので、気合が入ります。
給水ポイントは多く、コップを手渡ししてくれたのですが、スムーズに受け取ることができました。ゴミ箱も、ある程度離れた場所に置いてあるので、慌てて飲む必要もなく、スピードをさほど落とすことなく飲むことができました。

太鼓で応援してくれる方、歌で応援してくれる方、軒下で応援してくれる地元のおじいちゃん、おばあちゃん、ハイタッチのちびっ子たち、拍手と大きな声援をかけてくれる方など、熱心な応援が非常に多く、疲れてボーっとしてきた時や、力が入らずペースが落ちてきたときは、この応援のおかげでリフレッシュすることができました。一人ひとりに声をかけてくれる、そんな応援なんですよね。

私はこのいびがわでは、前回は3時間4分46秒、前々回は3時間2分39秒と、PB更新どころか、サブ3もクリアできておらず、難易度の高いコースだったのですが、今回はスタート時点で身体が重く、10km辺りですでに苦しかったものの、このおかげで前半は抑え気味となり、その分後半はペースが落ちず、いつもならペースがガタ落ちする25km以降も、順調に走ることができました。
この25km以降になると、前半をうまくコントロールできなかったランナーは、下りにも関わらず一気にペースダウンをするので、そのランナーを次々に追い抜くことができます。これが快感となり、ますます調子よく軽快に走れました。

ただ問題なのは、このコースは後半の途中から、ハーフの走者と合流するようになり、走路が混雑するのですね。ハーフの上位陣はペースが速いため、すでに過ぎ去っているのですが、初、中級者レベルのランナーが団子状態になって走っています。
フルの上位陣のペースと、合流したハーフのランナーのペースは雲泥の差で、車で例えるなら、高速道路でスクーターが走っているかのよう。ハーフのランナーさんはかなり疲れているので、フラフラと走ってしまうし、ハーフのランナーさん同士の追い抜きで、走路はますます塞がれてしまいます。
一応、ハーフは右側を走るようにはなっているのですが、パイロンで仕切られているのは一部だけで、走路に対して走者が多いのもあって、この区間での追い抜きは一苦労。
また、30kmあたりに給水ポイントがあるのですが、ここも大変混雑し、前年に引き続き、今回も横切る走者と接触して転けそうになってしまいました。
ここは改善して欲しいところ。

ラストの長い堤防で、異常なまでのラストスパートをかける登録ランナー数名にぶち抜かれたのですが、最後まで何とか自分のペースを維持することができ、自己ベストを更新することができました。
走行データはこちら
ギリギリサブ3が限界だろうと思っていただけに、このタイムは非常に満足。
しかも、小出監督オススメの、2週連続フルマラソンにチャレンジし、共に好結果が出せたことも、非常に満足し自信にもつながりました。
この2週連続フルマラソンの件は、別で書こうと思っています。

ゴール後、タグを外してスポドリをもらい、冷却スプレー(エアーサロンパスかな?)を借りることができたので、足にたっぷり噴霧。
バナナをもらい、完走記録証(写真付きの完走証は後日郵送)をもらい、公民館まで徒歩で移動。
この徒歩の移動で身体が冷えてしまうのですが、足を嫌でも動かす必要があるため、ゴール後いきなり止まるよりは、足の攣りの予防になっていいかと思いました。

着替えて休んで帰路へ。ステージでは表彰式が行われていました。





いろんな食べ物が売られているブースは賑わっており、鮎の塩焼きなんてのもありましたが、疲労困憊の私はサッサと帰宅。
ちなみに、今回のレースでの女子ハーフマラソンの1位は、1時間15分54秒と驚きのタイム。2位が23分台だったのでブッチギリ。男子の上位にも入れるタイムです。
また、男子フルマラソンは、1位が2時間33分25秒、2位が2時間33分26秒と、わずか1秒差。最後の最後まで結果がわからないバトルモードだったようです。

今回も雨となったものの、トレーニングの成果が数値となって現れ、1歳年をとったにも関わらず、自己ベストを更新できたのは大きな収穫でした。
レース前日の体重は60kg、体脂肪は11%と、長距離ランナーとしてはややマッチョだったので(身長は167cm)、次のPB更新は、走力アップよりも、体型の絞り込みが効果的のようです。
次戦はハーフマラソン。ハーフの自己ベストは1時間19分56秒と、運良く好タイムをマークしてしまったので、これの更新はかなり厳しいのですが、少しでも近づけるよう頑張りたいと思います。

追記:現在Eテレで放送している趣味Doという番組。金哲彦さんがコーチとなり、内藤大助さんと、声優の金田朋子さんがサブ4を目指してトレーニングをするという内容なのですが、このいびがわに出走しました。
結果、内藤さんは3時間58分51秒でギリギリクリアしていました。そして金田さんはなんと4時間1分29秒。。。
さあ困った、Eテレスタッフ。