2015/02/21

SONY MDR-XB70

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迫力の低音が魅力のイヤホンを買ってみました。SONYのMDR-XB70。
試聴をしたかったのですが、家電店にはこの機種の試聴用はなく、ネットでのレビューを参考にしました。
まず価格.comで、この価格帯でいくつかの機種と比較検討したのですが、

価格.com -ヘッドホン・イヤホンの比較表(MDR-XB70、MDR-EX650、ATH-CKR5、XBA-C10、MDR-XB90EX、HA-FX3X、SOLID BASS ATH-CKS77X)


スペックは各機種微妙に違っており、音圧感度が大きく、周波数帯域が広い方がいいように思ったりしますが、音圧感度は、この数値が低くてインピーダンスが高いと出力される音量が小さくなってしまうものの、スマホのボリュームを操作すれば、うるさくて聴けないほどの大音量まで十分調整できるので、数値が多少違っても問題なし。
そして周波数帯域は、人間の可聴周波数は20Hz~20000Hz程度とのことなので、これより広くても意味がない。そのため、スペックでイヤホンの良し悪しは判断できず、実際に鳴らした音を聴き比べて評価するしかないそうです。

価格.comでのレビューや、個人のブログでのレビューを参照したところ、やはり価格.comでランキングの高い、SONYのMDR-EX650とMDR-XB70のどちらかになったのですが、両者の性格を一言で表すと、EX650は華やか、XB70は迫力でしょうか。
私は迫力のあるサウンドが好みなのと、EX650はボディが真鍮製なのですが、コーティングが剥げて青サビが発生するというレビューをいくつか発見し、ランニングでも多用する私の場合は汗による影響が大きそうなので、アルミボディのXB70の方が無難。ということで、XB70を注文し届きました。



コードはセレーションコードと呼ばれるもので、細かな線が入った平べったい形状。絡みにくいのと、コードが襟などに当たったり擦れたりする時に発生するガサゴソする雑音は、一般的なコードより少ないです。



コードの途中に取り付けられるクリップも付属しているので、邪魔なコードを服に固定できます。ランニングでも使う私の場合は、この2点は非常にうれしい。
プラグはL型。iPhoneのイヤホン端子は本体の下側ですが、スマホのほとんどは上側にあるので、L型の方が飛び出さずに都合がいいのです。ポケットへの収まりもいいですし。



耳へのフィット感は抜群で、私はストレートのカナルタイプは抜けやすいのですが、この機種はハウジングとイヤーピースに角度あるアングルドイヤーピース方式なので、しっかり耳に収まります。イヤーピースは4サイズ付属しているため耳に合わせやすく、本体に取り付けるゴム部分は肉厚になっているため、湿ってしまったときでもイヤーピースが簡単にスッポ抜けることはないです。





音質ですが、低音がド迫力。今までイコライザーを使って低音を強調させていたのですが、このイヤホンはそんな色付けは不要で、逆に低音域をやや下げた方がいいくらいです。特にポッドキャストやradikoなどのナレーションを聴く場合は、女性の声はいいのですが、男性の声は低音が強くてくどくなるので、低音を少し下げたセッティングでちょうどよくなります。
この充実した低音は、ロックやジャズは抜群ですね。今まで聴こえにくかったベース音やバスドラムがハッキリ聴こえます。
クラシックでは、パイプオルガンの演奏が大迫力。ホールに鳴り響く恐ろしいまでの超低音を再現してくれます。
クラシックギター演奏もいいですね。音に厚みと深みが増します。
映画を試聴する時にも最適。すんごいリアル。音楽をイヤホンで聴くと、耳の左右と頭の上で鳴るため、実際の目の前の演奏を聴く音とは違ったものになりますが、映画は四方八方の音なので、イヤホンの方が臨場感があってリアルに聴こえます。ゲームにもいいかもしれません。
昔、ミニコンポやラジカセなどにラウドネススイッチってありましたよね。小音時の貧弱になってしまう音にメリハリを付けるため、高・低音部分を強調させる機能。あれを違和感なく効かせたかのようなダイナミックなサウンドを鳴らしてくれます。


ところで、コードに取り付けられている結束バンドのビニタイ、これ捨てていませんか?
私は捨てずに、コードに絡めて付けてあります。こうすることで、コードを束ねて簡単にまとめられるし、使用中にコードがブラブラして邪魔なら、服のボタンや襟にこのバンドを使って簡単に固定できます。



コードを束ねる時は、結束バンドを2回ほどクルクルとケーブルに回して留めるだけ固定できるし、使うときはイヤホンとプラグを持って、左右へスルスルと引っ張り伸ばすだけでOK。いちいち結束バンドをほどく必要はありません。



イヤホンだけでなく、USBケーブルなどにも使えば、結束バンドをフック状にして、ペン立てなどに引っ掛けて充電用にスタンバイさせておくこともできます。
何かと便利なのでお試しを。







話は戻りますが、私はこのMDR-X70の、リアルで迫力のあるサウンドに激しく感動してしまったのですが、それには理由があります。今まで使っていたイヤホンとヘッドホンがこれだから(^_^;)



安かろう悪かろうとはいいますが、この2機種はそうでもなく、そこそこの音は出るし、Amazonでのレビュー数も多くて好評です。
しかし、実売5000円クラスのイヤホンとは雲泥の差。さらに1万円台やそれ以上となるともっといいのかもしれませんが、価格が高けりゃ良くて当たり前で、上を見たらきりがありません。それに、高い割には5000円クラスと大差ないといった製品もあります。そのため、選択するポイントで重要なのが、音質に見合った価格かどうかというコストパフォーマンス。
このXB70は、メーカー価格は8300円ですが、実売価格は5000円前後。この価格ならコストパフォーマンスはかなり高いと思います。
私は下記のショップで買いました。メーカー取り寄せのため日曜に注文して木曜日に届きましたが、現在送料無料でポイント3倍のセール中のため
(開催期間:2015/02/20(金)18:00~2015/02/23(月)09:59)、
執筆時点では、価格.comの最安ショップの販売価格よりもさらにお得になります。