私にとっての神シューズは、アシックスのエクスカリバー。残念ながらSV3を最後に生産終了となり、市場に出回っている在庫がなくなれば完全終了となってしまいます。私が最初に買った本格的なランニングシューズがエクスカリバーSV2だったのですが、軽量なものの初心者向けではないのでソールが薄く硬く、これで走ると足が痛くなってしまいました。しかし、これに慣れないと上達できないと思い、足の衝撃が少ない走法に変えたりしながらしっかりトレーニングをこなし、レース本番でもこのシューズを使ったおかげで、満足な成績を納めることができました。このSV2は2011年の9月に買い、1300kmほど使いました。その後、他のランニングシューズをいくつか買い足してトレーニングをしたのですが、それぞれ個性はあるものの、どうもしっくりこない。そのため、エクスカリバーの最終モデルSV3がお値打ちで在庫していたので買ってみたところ、やはりこれが一番でした。
詳細な画像はこちらのショップで掲載されているのですが、特徴は、
・アウトソールが今流行の樹脂によるブロックタイプではないので寿命が長い
・アウトソールのグリップは良好で、濡れた路面でも問題なし
・足型がピッタリフィットする
・かかとが浮くようなことがない
(ターサージールやTakumi Ren並のフィット感)
・左右のブレが少なく安定した着地ができる
・インソールがへたりにくく耐久性が高い
・ミッドソールの反発力が適度で、軽快な足運びができる
・比較的軽量(26cm片側205g)
・ベロがadizeroのように薄くないので、レースの締め付けがフィットしやすい
など。初心者のうちは、ソールが分厚く足の保護力が高く、重たいシューズを買うことをススメている場合が多いのですが、走り慣れていない初心者ほど、足に優しく無駄のない走りをマスターする必要があるので、裸足に近いレース対応タイプのシューズを買ってトレーニングをした方がいいと思うのですね。そして、足休めのジョグ用には、3000円程度の安価なシューズで十分かと思います。実際に私がそうだったのですが、おかげで短期間でかなりレベルアップをすることができました。また、シューズは、使うほどにアウトソールが減るので、シューグーで補修すると経済的です。初心者の頃は、フォームが乱れてソールが偏磨耗しやすいので、片減りしないうちに早めに修理すると、シューズはいつもフラットな状態を保つことができます。補修すると見た目は悪くなりますが、普段見えない底の部分なので問題なしです。私はすべてのシューズが補修してあり、ターサージールやTakumiRenのようなブロックパターンのソールも、減った部分をベタベタと補修してあります。
ソールの減りと同時に、ソール全体のクッション性も失われてしまうので、アウトソールの減りを目安に早めに買い換えた方がいいという意見もありますが、そのペースでの交換は、ハッキリ言ってもったいない。実際に、レースで皆さんのシューズをチェックしてみると、出たばかりの高価なシューズを履いている方も見えれば、色がくすんでヨレヨレのターサーを履いている方も見えるのですが、ヨレヨレシューズを履いている方に限って無茶苦茶速いのですよね。おしゃれなファッションや新作シューズに目が行きやすいのは初心者の証拠。自分の走りを極めたいような方は、今あるシューズを徹底的に使ってトレーニングに励むことしか眼中にないような感じです。これは勉強にも言えることで、次々と新しい参考書や問題集を買う人は、ほぼ間違いなくバカで、賢い人は、同じ参考書や問題集をボロボロになるまで何度も何度も使っている場合が多いです。
シューズの種類やその人の体格にもよりますが、1000~1500kmくらいは使いたいところですね。iPhoneアプリのRunmeter GPSは、シューズを登録して走行時に選択することができます。走行距離はシューズ別で加算されるので、それぞれのシューズの使用状況を確認することができます。
ランニングシューズは、玄関の下駄箱には入れず、部屋の本棚に入れて飾ってあります(^^ゞ こうしておくと、清潔にして大切に扱うようになるし、いつも目に留まるため愛着も出ます。
今回、エクスカリバーを買ったショップはこちら。在庫しているサイズが少なくなっているようですが、販売価格はこのショップが最安のようです。お金に余裕があったなら、もう一足買いたいくらいです。