機能などの詳細は、モンベルのページで紹介されているのですが、これに荷物を入れて長距離を走ってみたところ、超快適でした。非常に軽量で、カラダにフィットしやすく、走ってもザックがブレにくいです。走りながら給水ができるハイドレーション機能（本体は別売り）があり、背中側のポケットに水タンクを入れて、ホースを肩ベルトからチェストストラップへ取り回せるようになっていました。タイムを争うハードなトレランでしかこの機能は必要がないので、2室に仕切られたザックとして使えば良さそうです。
内部は、ハイドレーション用にも使えるエリアと、メインの収納エリア、そしてファスナー付きのポケットが付いています。チェストストラップは、バックルにハイドレーションの吸口を取り付けられるようになっています。チェストベルトはショルダーベルト部分で上下にスライドできるので、簡単に位置が変えられます。ファスナーとバックルは頑丈で高品質のYKK製。
ウエストベルト左右にはメッシュポケットが付いていて、iPhoneやデジカメ、行動食などを収納でき、ファスナーがつまみやすいので、走行中の取り出しも楽チンでした。
背面の下側の黒い部分は、ストレッチ性のあるメッシュポケットになっていて、両サイドから水筒や500mlのペットボトルを差し込むことができるようになっています。走っている最中に、ボトルがここから飛び出すことはなかったです。ザックの容量は7リットルと15リットルのタイプがあり、私が買ったのは15リットルの方。15リットルあればトレランだけでなく、レインウェアやコンロ、コッヘルを持参した日帰り登山にも使えます。
そして、荷物が少ないときは、背面のゴムを引っ張ることで圧縮できるので、荷物が暴れたり、ザックが振られたりすることはないです。そのため、7リットルを買うのなら15リットルの方が重宝すると思います。価格も600円の差しかありませんしね。
背面のメッシュポケットはタオルやTシャツが入るほどの容量があり、ゴムコードを使えば、かさばる上着も取り付けることができます。ところどころに反射素材が付けられているので、夜間の走行も目立ちます。通勤ランをされている方にはありがたい機能ですね。背中の当たる部分はメッシュになっていますが、暑い夏場は汗でしっかり濡れてしまいそうです。しかし、このザック、丸洗いが可能なんですね。中性洗剤で手洗いをしてよくすすいでから、陰干しをすればいいとのこと。本体の素材は、テントに使われているような薄くて丈夫な素材で、一般的なザックのような裏側のコーティング処理の必要はないため、丸洗いをしても問題がないのかもしれません。
このザックはモンベル製なので、ほとんど定価販売のようですが、楽天で買えばポイントが付くのでお得です。トレランや日帰り登山、自転車、通勤ランなど、いろんな用途に使えてオススメのザックです。
