2014/02/20

PC連携iPhoneアプリ

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パソコン並に高性能なiPhoneですが、ストレージの容量が少なく、画面が小さいため、動画や写真の大量保存には向いていないし、エクセルなど広いスペースが必要な作業や、複数のアプリを立ち上げながらの作業を行う場合などは、パソコンの方が断然便利です。
そのため、パソコンとiPhoneの双方の長所をうまく併用することがポイントなのですが、そのためのアプリをいくつか挙げてみます。

まず、リモートデスクトップのSplashtop2。月契約をすれば、Wi-Fiだけでなく3G回線でも遠隔操作できます。Wake-on-LAN機能も備わっているため、iPhoneからPCを起動することもできます(PC設定必要)。iPhoneの狭い画面よりも、iPadで使うほうが実用的ですが、動画も音声付きで再生できるので、パソコンに保存してある動画や、パソコンで見られるようにしてあるTVなども視聴できます。動画はiPhoneの狭い画面でも全画面表示なら結構快適に視聴できます。キーボード入力も可能で、iPhoneからのフリック入力もできます。
操作は、直接画面をタップするだけでなく、ポインターをコントロールするマウスモードもあるため、iPhoneの小さな画面でも細かな操作が可能です。
私の場合は、iPhoneやiPadをジップロックに入れて、お風呂テレビとして使うことが多いです。

Splashtop 2 - Remote Desktop for iPhone & iPod
カテゴリ: ビジネス, 仕事効率化




iPhoneを使って、PC内に保存してあるファイルにアクセスするのならTonidoが便利。Wi-Fiでも3G回線でもアクセスできます。PCにTonidoのアプリをインストールして常駐させておく必要がありますが、iPhone側からPC内のファイルを開いたり、iPhoneへダウンロードしたりできるので、iPhoneの少ないストレージの弱点をカバーすることができます。

Tonido - File Access, Music and Video Streaming from Anywhere
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ



Tonido | Run your own Personal Cloud



TonidoはPCのファイルをiPhoneへ受信する一方通行のものですが、iPhone内のファイルをPCへ転送するには、このアプリを使っています。

GoodReader for iPhone
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ


このアプリの左下にあるWi-Fiのアイコンをタップして、表示されるURLをPCのブラウザで開けば、PCからGoodReader内のファイルを開いたり保存したりできます。また、PC内のファイルをGoodReaderのフォルダへアップロードをすることも可能です。ブラウザからよりも、ネットワークドライブとして割り当てて使う方が便利。方法は後述します。

iPhoneのカメラロールの画像を、PCへ表示するというアプリもあります。PCではブラウザを使用します。iPhoneで撮った写真をモニターに映してみんなで鑑賞することができます。写真の切り替えはiPhone側から操作します。

Air Projector: Wirelessly present PDF PowerPoint and Keynote Slide Decks plus Photos
カテゴリ: ビジネス, 仕事効率化



PCアプリのGOM Playerというメディアプレーヤーがありますが、これのコントロールをiPhoneで行ってしまうアプリもあります。ソファに座って外部モニターで動画を見ているときに、マウスやキーボードを使わず手元でリモコン操作できます。これを動作させるには、PCへもアプリのインストールが必要です。

GOM Remote
カテゴリ: ユーティリティ, エンターテインメント



GOM Remote



GOM Playerだけでなく、他のアプリも操作したいのなら、iPhoneをPCのタッチパッドにしてしまうGesture Touchpadが使えます。ポインター操作だけでなく、キーボードや方向キー、ファンクションキーも使えるので、メディアプレーヤの操作をリモコン化できます。PCに常駐させるクライアントアプリは、Splashtopと同じSplashtop Streamerを使います。

Gesture Touchpad for Win8
カテゴリ: ユーティリティ, ビジネス



各社のクラウドストレージもiPhoneには欠かせないサービスです。Dropboxが有名ですが、容量的にはBox.netが有利。無料で50GBももらえます。

Box for iPhone and iPad
カテゴリ: ビジネス, 仕事効率化



オフィスファイルを扱うのはGoogleドライブが便利です。ファイルを設定しておくことで、オフライン作業も可能。

Google ドライブ
カテゴリ: 仕事効率化



容量を食う写真に関しては、1TBの大容量が無料で使えるflickrが超オススメです。そして、iPhoneやiPadでは、このアプリを使うと便利です。

FlickStackr - Flickr
カテゴリ: 写真/ビデオ, ソーシャルネットワーキング



第三者が運営するクラウドは、プライバシーや安全面で不安が残りますが、ネットワーク対応HDDのNASなら安心。そして、このNASをモバイル化できる製品がこれ。


ポータブルHDDが別途必要ですが、USB接続なので、HDDだけでなくUSBメモリやメモリカードも使えます。バッテリーは内蔵されていませんが、その分本体は小さくて軽量。バッテリーは普段持参しているモバイルバッテリーが使えます。自宅なら、USBアダプターを使ってAC電源を利用できます。
この製品が発信するWi-Fi経由でiPhoneやAndroid、PCからストレージへアクセスができ、そのためのアプリも無料で公開されています。ストレージの少ないスマホの弱点を、この製品でカバーできますね。USB機器を繋げられないiPhoneや、メモリカードスロットがないNexus 7に最適。

WiDrawer
カテゴリ: ユーティリティ


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Android版はこちら。

ゲットしたばかりのこの製品、早速使ってみたのですが、専用アプリの使い勝手はイマイチなものの、ダウンロードしたファイルは他のアプリへ送るOpen In機能が使えるので、使いたいアプリを選んで作業できます。
PCからも専用アプリからアクセスすることでエクスプローラで開けるので、そのフォルダをピン止めするか、リンクのショートカットを作っておけば、マイドキュメントへアクセスするかのように手軽に扱えます。転送速度も速く、写真や動画もサッと開きます。
ただ、iPhoneのこのアプリで写真を開くと、画質の荒い表示となり、iPhoneのカメラロールへ保存しないことには、元画質での表示はできないようです。
動画や音楽は、iPhoneで再生ができるmp4やmov、mp3やaacなどはタップと同時にこのアプリ内のプレーヤーで再生されますが、動画のflvなどは、一旦iPhoneへダウンロードして、そのファイルが再生可能なプレーヤーアプリへ渡して再生する必要があります。例えば、このアプリは再生可能。

iSafePlay
カテゴリ: ユーティリティ, ミュージック


WiDrawerアプリのプレーヤーは、連続再生とリピート再生には対応していますが、見ていた位置から再生できるレジューム機能や、シャッフル再生、プレイリスト機能はなく、使い勝手は悪いです。

このWi-Fi USBリーダーはWiDrawerアプリよりも、GoodReaderを使った方が便利です。登録の仕方は、

・Wi-Fi USBリーダーにメモリカードなどを挿し、iPhoneのWi-Fiの接続先をWi-Fi USBリーダーに変更し、GoodReaderを起動。
・下のツールバーにある”Connect”をタップ。
・下のタブを”Servers”に切り替えて、一番下の”reload list of local servers”をタップ。
・検索が開始され、Wi-Fi USBリーダーのWIFIUSB1を見つけてくれます。
・ID(デフォはadmin)とパスワードを入力すれば、Wi-Fi USBリーダー内にアクセスできます。
・左のピンのアイコンをタップすれば、上のサービス一覧に登録できます。



各種ファイルは一旦GoodReaderへダウンロードし保存してからでないと開けず、ストリーミングのような再生はできません。
便利な機能に、指定のフォルダやファイルを同期することが可能です。Wi-Fi USBリーダー内の同期したいフォルダやファイルをタップして選択し、下の”Sync”をタップして、GoodReaderの保存先を指定すればOK。同期済みのファイルは、アイコンの左上に緑色の同期済アイコンが付きます。作業中のファイルのバックアップや共有用途に便利です。

ちなみにGoodReaderは、PCのブラウザからGoodReaderのファイルにアクセスできますが、Wi-Fi USBリーダーと同様に、ネットワークドライブとして割り当てておくと、PCのエクスプローラでGoodReader内のファイルを扱えるので便利です。
作成の方法は、Windows8の場合は、

・フォルダアイコンをクリックしてエクスプローラのウインドウを開き、上のツールバーにある”コンピューター”をクリック。
・”ネットワークドライブの割り当て”をクリック。
・iPhoneのGoodReaderを起動し、左下にあるWi-Fiアイコンをタップ。
・表示されるIPアドレスを、PCの”フォルダー”の空欄へ入力。
・ドライブ名は現在使っていないドライブ名のアルファベットを指定すればOK。

そうすると、エクスプローラー内にGoodReader用のドライブアイコンが現れます。これをクリックすれば、GoodReader内のフォルダやファイルが表示されます。
ちなみに、iPhoneのWi-Fiの接続先は、Wi-Fi USBリーダーではなく、既存のWi-Fiルーター側でないと、うまく登録できません。

GoodReader for iPhone
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ



このWi-Fi USBリーダーは、自宅で使っているWi-Fi回線にブリッジ接続が可能なのも利点の一つです。自宅のWi-Fiを、この製品で中継できるのですね。Wi-Fiのルーターは2階の自室に置いてあるため、1階の風呂場やテラスなど距離の離れた場所だとWi-Fiの電波が弱かったのですが、この製品をルーターから離れた場所へ置くことで、Wi-Fiエリアを拡大してくれます。(iPhoneのWi-Fi接続先の切り替えは必要)
そのため、自宅でWi-Fi USBリーダーを使うときは、中間地点にあたる玄関に置き、必要なHDDやメモリカードをセットしてコンセントにつないでおけば、NASのようにファイルにアクセスできると同時に、Wi-Fiエリアも広げることができました。

デジカメで撮ったSDカードの写真を、iPhoneへ転送するのにも便利です。Eye-Fiがあれば済むことですが、Eye-Fiは、デジカメで撮った写真すべてを転送してしまうのですが、このWi-Fi USBリーダーなら、転送が必要な写真を選択してカメラロールに保存できます。
それにEye-Fiは、デジカメの電力をかなり使うので、デジカメのバッテリー消費が早くなってしまうのですが、Wi-Fi USBリーダーならその心配がありません。
またiPadの場合は、カメラコネクションキットを使えばメモリカードなどを繋げられるものの、扱えるファイルは写真と動画のみなので、他のファイルを扱うのであれば、Wi-Fi USBリーダーが必要になります。

今はクラウドサービスが大容量となり、通信も高速化されたので、大容量の動画ファイルをたくさん扱わないのであれば、NASがなくても間に合うのですが、この製品は安価(私が買った価格は送料込み3320円)だし、小型で軽量で携帯性は抜群。余ったメモリカードやUSBメモリを活用する用途にも使えるし、Wi-Fi中継器としても使えるので、結構重宝しそうな感じです。専用アプリの使い勝手がイマイチなので、今後のアップデートに期待したいところ。現時点では、GoodReaderを利用したほうが便利です。


Wi-Fi USBリーダー REX-WIFIUSB1/WIFIUSB1-BK[RATOC]