自分のフルマラソンのタイムを入力するだけで、ハーフや10kmのタイムを換算できるこちらのページが便利です。自分がスピードタイプなのか、スタミナタイプなのかを判断することができるため、弱点を強化することができます。
ニューヨークシティマラソン アネックス タイム換算表
フルの記録を入力して換算し、表示されたハーフの目標タイムが、自分のハーフのベストタイムよりも遅いのであれば、スピードタイプとなるので、スタミナの強化をすればいいわけですね。ハーフや10kmのタイムからも換算できます。
私の場合はこんな感じ。
私は完全にスピード型。現在のフルの目標は2時間50分切りなのですが、表のハーフや10kmの「スタミナ型目標」タイムが、自分のフルの目標タイムとなっているので、現状のスピード強化のメニューをこなしつつ、持久力強化のロング走を重点的にトレーニングすれば、目標をクリアできる可能性が高いのかもしれません。
猛暑が一段落した頃からロング走を再開し、秋に向けて持久力強化の走り込みを行う予定なので、今まで同様にスピードトレーニングを行いつつ、ロング走もしっかりこなそうと思っています。
自分の現在の目標タイムが、この表の「平均目標タイム」と近いのなら、自分の弱点を補強するトレーニングをすることで目標の達成が見込めるのですが、目標タイムが、換算されたタイムよりかなり上回っているのであれば、スピード、スタミナの双方が走力不足となるため、目標のレースペースを余裕で走れる走力と、30kmを超えてもバテない持久力の両方をしっかり鍛えないと、目標達成は厳しいということになりますね。
例えばサブ3の場合、4分15秒/kmペースで走ればいいわけですが、これは平均値であって、これよりも速く走れる余力がないと、坂などのコースの変化や、周期的に襲う疲労、気温や風などの影響、給水でのタイムロスなどに対応できません。そのため、小出義雄氏の本では、20~30kmを4分~4分5秒/kmで走れることを目標にしています。
私はギリギリサブ3レベルなのですが、この小出氏のメニューもギリギリでクリアできるレベル。スピードタイプだったので何とかクリアできたものの、スタミナタイプだったら、このペースはなかなかクリアできなかったかもしれません。
目標のレースペースよりも速く走る、LT走やインターバル走の必要性を改めて実感しました。
一人でトレーニングをしていると、やりたいメニュー、得意なメニュー、走行距離を意識したメニューばかりになってしまいますが、マラソンはスピードとスタミナの総合力が求められる競技なので、苦手な部分をより一層鍛えないとダメなようですね。レベルが低いうちはスタミナ強化の持久系メニューだけで十分ですが、フルを3時間半で走れるレベルになれば、目標のレースペースで走るペース走や、それよりも速く走るLT走など、スピード系の苦しいメニューをこなしていかないと、なかなか上達できないようです。
そして、今の自分のトレーニングが正しいのかどうかのチェックを定期的に行わないと、自分の偏りや不足部分を見つけらず、走行距離に自己満足するだけの、中身の薄いトレーニングになってしまいます。
私はトレーニングの記録に、Runmeterを使っているのですが、Runmeterの場合、月間カレンダー(RunmeterはGoogleカレンダーからもチェック可能)から、去年の同じ時期のトレーニングを簡単に振り返ることができるので、去年の自分をライバルにしたり、過去の自分の偏り部分を見つけ出して、それを改善するメニューを組んだりできます。
また、RunmeterはランニングのウェブアプリStravaへ、データの自動転送ができるので(アドオン要)、過去のデータをチェックできます。このStravaは目障りなバナー広告がなく、見やすく分析しやすく、基本的な機能はすべて無料で使えます。
集計は月単位だけでなく、週単位でも表示できるため、短い周期で振り返ることができ、修正がかけやすいです。ランだけでなくバイクも記録できるので、クロストレーニングやつなぎのジョグの代わりにバイクを利用している場合も、一元管理できます。
上の画像は週表示ですが、ポインターをグラフに合わせると、内容の詳細がポップアップ表示できるので、確認しやすいです。左側は距離だけでなく走行時間も出ます。上部のRun、Rideの切り替えでバイクの表示も可能。
月表示は、Runmeterのデータをそのまま送っただけでは、15日のような表示になるだけなので(クリックすれば地図付きの詳細表示可)、タイトル部分を見やすく書き換えています。
他のページも情報量が多くて見やすく、自己ベストの記録や、シューズの管理も可能。このStravaの表示に慣れると、他メーカーのランニング用ウェブアプリは使えなくなってしまいます。
Running and Cycling GPS Tracker, Performance Analytics, Maps, Clubs and Competition | Strava
それと、数値データではなく、感想、反省、課題などの日誌はiPad Airを使ってNotabilityへ記録。NotabilityはiPhoneでも使用可。
1ヵ月単位で新規ノートを作り、休養日も含めて毎日書き綴っています。テキスト入力ではなく、自由度の高い手書きで書いています。
そして、2週間単位くらいで過去のトレーニングを振り返り、赤ペンや蛍光ペンのツールを使って自己採点したり、コメントを追記したりしています。
この作業を行うと、やる気が出るし、満足感や充実感が得られるのでオススメです。
マラソンに関する本や雑誌の記事も、スキャンしてNotabilityへ保存し、マーキングやコメントを書き添えています。
図書館でマラソン雑誌を扱っている場合、バックナンバーがチェックできるので便利です。雑誌の場合、必要なページはわずかなので、iPhoneで簡単にスキャンできます。
書籍も必要なページをスキャンし、いつでも再読できるようにしています。
スクラップした本や雑誌を読み返すのは、やはりiPadが便利ですね。画面の大きさがちょうどいいので、拡大する必要がないし、手書きも紙のノートと変わらぬ書きやすさ。バッテリーも持ちがいいのも利点ですが、バッテリーの心配が一切ない紙のノートも便利なので、最近はコクヨのシステミックにiPadを入れて持参しています。