2014/08/31

8月のランニングとマラソンの本

このエントリーをブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク
8月は異常なほど蒸し暑い日と、悪天の日が多く、ランニングには不向きな日ばかり続きました。
あまりにも暑いので、比較的涼しい朝バイクを行いたかったのですが、雨は降ってはいないものの、路面が濡れている日が多かったため、乗ったのは3回のみ。
そのため、朝もランニングが多くなったのですが、早朝でも気温は28度以上、湿度90%以上という、不快極まりない日ばかりだったため、スロージョグでも汗ダクのフラフラになってしまいました。
また、夜にハードなスピード練習を行ったところ、熱中症になりかけ、水道で頭を冷やしながらうずくまってしまったりなど、トレーニングどころではない状態に。
休日やお盆も天気の悪い日が多く、今月後半から計画していたロング走の回数は減ってしまうし、トレランも1回のみ。
もちろん雨でもランニングは可能ですが、雨でシューズがずぶ濡れになると、アッパーが縮み、ソックスが膨らんでしまうので、足が窮屈になり爪や甲を痛めることが多いのですよね。それに、どんより暗い雨の中を走っていると、つらい特訓でもしているかのような気分になってしまうので、スタート時点で本降りのような日は走らないようにしています。
それに、雨の日は絶好の休足日と捉えており、体幹の筋トレ、半身浴や交代浴、ストレッチやマッサージ、シューズのメンテ、日記の振り返りなどやるべきことは多く、ランより充実していたりします。

結局8月は、暑さの負担を減らすため、2部錬を増やして短時間で集中するようにしたのですが、それでもポイント練習は減ってしまい、ジョグが増えてしまったおかげで、走行距離が無駄に多くなってしまいました。



内容は、

LT走 4回
インターバル走 2回
ペース走 1回
ミドル走 4回
ビルドアップ走5→4分 2回

ロング走(LSD含む)3回
トレラン 1回

ジョグ 20回(20km以上4回)
バイク 3回(計82km)

他に、体幹をメインにした筋トレと、犬を連れてのウォーキングもコンスタントに行いました。
ロングは今月後半から再開し、3回目はペース走(フルのペース)で行いました。まだ気温が高かったため、かなりキツかったのですが、何とか指定ペースをクリア。涼しくなる9月以降に徐々にレベルアップする予定です。

また、トレーニングを兼ねて、9月下旬に30kmのレースにエントリーしました。公園を周回する小規模な大会ですが、こういったレースを入れておくと、トレーニングのやる気が出るし、ハイペースでのロング走の練習は、一人では心が折れてしまってスピード維持が難しいだけに、大会を利用すれば、同レベルのランナーさんと競り合いながらハイペースをキープしていくことが可能なので、トレーニング効果は絶大です。
30kmなら、フルのレースペースよりもキロあたり5~10秒は速く走れなければいけないので、これをクリアできるかどうかで、フルの目標達成が可能かどうかど度合いを推し量ることができます。そのため、この時期のハーフや30kmのレースは、トレーニングとして非常に効果的であると同時に、練習の進捗度を確認するにはうってつけとなります。
10月は、ハーフとクォーターのレースを入れてあります。


ところで、ランニング関係の本をいくつかチェックしていて、以前もその件を書いたのですが、これとは別でいい本を見つけました。
ランニングの本では珍しい文庫本ですが、ポイントとなる事柄をわかりやすく簡潔に説明してある本で、初・中級者ランナーにはとても役に立つ本かと思います。


そして、これはかなり古い本ですが、タイトル通り科学的な根拠を上げながら、マラソントレーニングに関して解説している本で、やや専門的ではありますが、わかりやすい説明でとても役に立ちました。書店には置いてなく、県内の図書館にもなかったため、Amazonで古本を買いました。


以前紹介したマラソン・トレーニングという本が非常に参考になったのですが、


この本の共著者である山地啓司氏が、このマラソンの科学の著者です。大学の教授のため、説明がわかりやすく、データと共に説明しているので、説得力があります。1983年出版の本です。山地氏のプロフィールはこちら。

立正大学法学部/教員紹介


以前紹介したマラソン・トレーニングの本を私がこのブログで取り上げたとたん、Amazonの安価な古本が一気に売れてしまい、今は新品よりも高い古本しか売ってないのですが、もしかすると、この古本も速攻で売れてしまうかもしれません。高額な古本しか残っていないのであれば、図書館で扱っている場合もあるかもしれないので、チェックしてみてください。
図書館の本はこのアプリでチェックできます。

図書館日和
無料
(2014.08.29時点)
posted with ポチレバ

こういった本は、トレーニングの参考になるだけでなく、マラソンのモチベーションを上げるためにも効果的ですね。
内容的には、以前紹介したマラソン・トレーニングの方が、教科書のようなわかりやすさでいいのですが、マラソンの科学の方は、副読本として参考にするといいような感じです。
この本の目次を書いておきます。(少項目を省く)

第1章 マラソンとは
1、マラソンの歴史
2、マラソンの魅力とは何か
3、マラソンのルール

第2章 マラソンの体力
1、マラソンの記録の向上に欠かせない三要素とは
2、マラソンの至適年齢
3、マラソン・ランナーの体系的特徴とは
4、ランニングのエネルギーはいかにつくられるか
5、最大酸素摂取量や酸素摂取水準を決定する要因とは何か

第3章 マラソンの技術
1、ランニング技術とは
2、ランニング・フォームからみた技術
3、ランニング・ペースからみた技術
4、ランニング効率を変える走路とシューズ

第4章 マラソンのトレーニング
1、なぜ、トレーニングは必要なのか
2、潜在的能力を高めるトレーニングの原理
3、長距離、マラソンのためのトレーニング論
4、トレーニング方法のいろいろ

第5章 マラソンのコンディション
1、コンディショニング
2、マラソンとバイオリズム
3、レースに勝つための栄養学
4、ウォーミング・アップは必要か不必要か
5、ランニングと体温調節
6、ランナーのためのクーリング・ダウンとマッサージ

第6章 マラソンと健康
1、マラソンは健康につながるか
2、健康のバロメーター
3、ランニングは肥満を軽減する
4、ランニングの延命効果
5、ランニングは病気を予防し、治す
6、ランニングによる生活の活動化

第7章 マラソンと事故・障害
1、マラソンの罪
2、ランナーは交通事故をおこしやすい
3、ランナーに多い事故
4、ランニングが提起するその他の問題

第8章 マラソン科学に貢献したランナー
1、マラソンの科学と超一流選手
2、ザトペック選手とインターバル・トレーニング
3、アベベ選手と高地トレーニング
4、佐々木精一郎選手と腹痛問題
5、ショーター選手と科学嗜好
6、ビレン選手と血液ドーピング
7、増田選手と貧血
8、サラザール選手とエアロビック・エクササイザー

第9章 女子とマラソン
1、中・長距離と女子
2、女子マラソン・ランナーの身体的特性
3、女子は男子よりも持久性がすぐれているか
4、マラソンは月経に悪影響を与えるか
5、マラソンと懐妊・出産問題
6、マラソン記録からみた男女の比較

付表13点 各種記録など(※付表は出版当時の古いデータなので、あまり参考にはならないかと思います)


というわけで、9月からは徐々に涼しくなり、走りやすくなってくるので、トレーニングを本格化していき、レースのゴールで大喜びができるように頑張りたいと思います。