2015/01/06

1万円スマホ(FLEAZ F4s)のテザリング時間

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意外と使える1万円スマホ。テザリング目的として買い、タブレットなどで利用しているのですが、カメラがトイカメラレベルだったり、高性能なスマホと比べると動作はややもたついたりするものの、シンプルな使い方であれば、メイン機としての利用も十分可能だったりします。

同価格帯だと、FLEAZ F4sよりも後発のpriori2の方がスペックは上で、

priori2よりもFLEAZ F4sのいいところは、本体が少し小さく軽いくらい。
バッテリーの容量もpriori2は1700mAhに対し、F4sは1350mAhと少ないのですが、この容量の少ないバッテリーで、Wi-FiテザリングとBluetoothテザリングを行った場合、何時間使えるのかをテストしてみました。

テザリングの切り替えは、Androidの設定から行うのですが、その切替をワンタップで行ってくれるアプリがあります。
Wi-Fi用がテザリングON/OFF
BT用がBluetooth Tethering On Off
子機側から親機のテザリングをオン・オフできるテザリングリモコンというアプリもあったので試したのですが、私の持っている端末からはうまく動作しませんでした。

満充電の状態でWi-Fiテザリングをオンにし続けた場合のバッテリー消費はこのようになりました。
Wi-Fiでは14時に開始して22時頃でバッテリー残量10%。約8時間使えました。



BTテザリングの場合は下の画像のようになりました。
BTでは0時に開始して17時30分でバッテリー残量10%。約17.5時間使えました。



子機側はメインのスマホ(SH-01F)で、メールやRSSリーダー、Twitterなどのチェックやブラウジング、Evernoteの入力や閲覧など、普段と同じ使い方をしました。BTテザリングは深夜0時頃から開始したので、最初の6時間はBTテザリングをつないだまま睡眠中となっています。
FLEAZ F4sは接続の状態の確認のため、数回起動しましたが、こちらでの操作は行いませんでした。GPSはオフにし、Wi-Fiテザリング時はBTはオフ、BTテザリング時はWi-Fiはオフにしました。
グラフの赤のラインは充電中。バッテリーの容量が少ないため充電は速く、残量10%程度からの充電なら、2時間で満充電できてしまいます。

1万円スマホのテザリング、ネットラジオを鳴らして通信を使い続けたりすればこんなに持ちませんが、一般的な使い方であればかなり持ちますね。
BTテザリングはバッテリー消費は少ないものの、通信速度はやや遅くなり、ウェブの画像表示などはワンテンポ遅れます。
Wi-Fiの場合は速いのですが、1万円スマホはLTEに非対応で3G回線のため、サクサク表示というわけには行かないものの、ストレスは感じないレベルでウェブ表示できます。

これだけ長時間使えるのであれば、テザリングしかできないモバイルルーターを買わなくても、1万円スマホで事足りますね。
それにiPhoneを親機としてテザリングをした場合、テザリングの接続が切れると、再接続には再び親機のiPhoneから接続の設定を行わないといけないのですが、Androidを親機としてテザリングをした場合は、再接続での親機の操作は不要。子機から接続すればいいだけなので、モバイルルーターと同じです。
Androidユーザーからすれば、そんなの当たり前のことですが、iPhoneユーザーだった人からすると、すごく便利に感じます。テザリングの親機はAndroidがベストです。

テザリングも可能な海外製のSIMフリー端末ではなく、私のように国産白ロム機を使っている場合は、テザリングができないというのが最大の欠点。
しかし、国産の白ロム機は、濡らしても安心な防水機能、録画も可能なフルセグ、節電のIGZO液晶、車で便利なFMトランスミッター、握るだけで電源オンのグリップセンサー、機能の優れた高画素カメラなど、多機能で高性能なのに、防水機能すらないSIMフリー機と似たような価格で手に入ります。

コスパの高い白ロム機と、iPad Airなどのタブレットやモバイルノートを併用している私のようなユーザーであれば、テザリング可能な1万円スマホはありがたい存在です。
バッテリー容量が少ないのが欠点ですが、高容量で安価なモバイルバッテリーを使えば数日間使えるし、スマホ本体のバッテリーがヘタっても、この機種はバッテリー交換式で、別売りバッテリーも1500円ほど安価なので問題なし。バッテリー交換がメーカー送りの機種より断然お得です。
SIMは1枚しかないので、メインのスマホから1万円スマホへSIMを入れ替える必要があるのですが、今回のテストのように、テザリングでの稼働時間が結構長かったので、iPadを持参する日は、テザリングは常時オンにして、メインのスマホとiPadのモバイルルーターとして活用しようと思います。