2015/01/15

登山やトレランに便利なiPhone用マップアプリが登場

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国土地理院の地形図を使ったGPSログアプリで、一旦地図を表示すればキャッシュに保存されるため、山間部の圏外エリアでも使用可能。
少しだけ試したのですが、使い勝手は抜群のようです。機能や操作方法はアプリ内のヘルプから調べることができます。
機能の制限解除には課金する必要がありますが、無料でも問題なく使えます。
無料での機能制限は、

・トラックの記録回数は5回まで
・地図のキャッシュは100MBまで
・一括キャッシュは5回まで
・1度にダウンロードできる枚数は300枚まで

機能解除のアドオンは1000円と少しお高いのですが、紙の登山地図でも1000円ほどするだけに、それを思うと安いですね。
等高線が入った通常のマップだけでなく、起伏がわかりやすい陰影付きのマップも選べます。

マーカー機能もあり、マップ上にメモを残せるので、駐車場や、休憩ポイント、ビューポイントなどをマーキングしておけば、次回の山行に便利。
上りと下りが同じルートのピストンコースなら、このアプリで記録された上りのルートをたどりながら下ればいいので、下山ルートを誤り遭難ということも防げそうです。マップを見なくても、上った道を下るのだから迷うわけはないと思うのですが、上りでは逆Yの字のルートで、何も気にすることなく進めたポイントも、下りではYの字の分岐ルートになるため、どっちだったっけ?となるのですよね。また登っているときは上へ上へと目指し、前方の景色しか視界に入っていないため、下山で景色が変わると、違ったコースに感じて不安になることもあります。
そういった問題も、このアプリがあれば解決しそうですね。

また、雪山登山では、谷筋を通ったり、斜面をトラバースする夏用の一般登山道ではなく、雪崩の危険性がない尾根道をたどる、地図上では示されていないルートを取るため、こういった地形がわかるGPSログアプリはかなり役に立ちそうです。

ただ、登山は行動時間が長い分、iPhoneの内蔵バッテリーでは持たないので、充電用バッテリーの持参は必須。また、iPhoneの紛失や、落下による故障ということも考えられるので、ネックストラップを付けるなどの対策が必要かもしれません。雨対策のジップロックも必需品ですね。