2015/05/24

マラソンタイムと年齢

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2014年度分の、全日本マラソンランキングが発表されましたね。皆さんはどうだったでしょうか?

全日本マラソンランキング - RUNNET - 日本最大級!走る仲間のランニングポータル


この記録はランニング雑誌のランナーズの7月号に、別冊として添付されています。


別冊には、年齢別で上位100位のランナー名だけでなく、データをいろんな形で分析したものも載っており、とても参考になります。
このデータをさらに分析したものが、PDF形式で公開されていました。引用したデータは2009年7月号のランナーズに掲載されていた、2008年度分の全日本マラソンランキングのデータによるもので、ちょっと古いのですが、今と大幅な変化はないようです。(非常に参考になりました。小川様、ありがとうございます)




小川氏の分析によると、走力のピークは28歳頃で、それ以降、年々走力は落ちていきます。その落差は、28歳~70歳の間に、1歳増えるとフルマラソンのタイムが約1分30秒落ちるとのこと。10歳年をとると15分、20歳年をとると30分タイムが落ちるわけですね。
つまり、50歳のサブスリーランナーは、30歳のランナーからすると、2時間半を切るタイムを叩き出すほどの力がある、エリートランナーということになります。
年寄りの高記録保持者はすごいのと同時に、年寄りのレベルアップは非常に過酷だということですね。

中年でマラソンを始めた遅咲きのランナーは結構多いかと思うのですが、生涯ベストを作るとしたら、少しでも若いうちに作っておかないと、遅れれば遅れるほど大変になるわけです。40歳代以降のオヤジやオバちゃんランナーは、来シーズンが最後のチャンスと思いながら頑張るくらいがちょうどいいのかもしれません。

私は大会に初めて出たのが45歳。現在マラソン歴4年目の遅咲きランナーなのですが、今回運良く、全日本マラソンランキングの年齢別でベスト50に入れました。嬉しくて満足して気が抜けそうな感じなのですが、来シーズンは40歳代最後のシーズン。このシーズンがラストチャンスと思って、生涯ベストを作る計画です。
仮に自分が30歳だとしたら、生涯ベストの目標を当てはめると、2時間20分を狙うに等しくなり、この数値を知った途端、一気に心が折れそうになってしまったのですが、こんなに頑張れるのも一生に一度のことと思い、チャレンジしてみようと思います。

またこのデータによると、現在サブ4やサブ3.5を狙っているランナーさんは、伸びしろが非常に大きいとのこと。自己ベスト15分更新とか、20分更新なんてのは、珍しくないかもしれません。しかし逆に、加齢でのレベルダウンは、ランキングが下位の方が大きいとのこと。
つまり、絶対にあきらめずにコツコツとトレーニングを繰り返せば、その先にはエリートランナーもビックリの、大幅なジャンプアップが待っているわけですね。
逆に、やる気をなくして大きなブランクをあけてしまうと、一気に初心者レベルのふりだしまで戻ってしまうわけです。

あまりストイックになると、仕事や私生活に悪影響が出たり、故障してしまったりということも考えられるので、冷静で客観的な目を持つことも大切ですが、マラソンという趣味を知ってしまった以上、やれるだけのことはやってみる。「よく頑張った!」と自画自賛できるまでやり抜いてみることが、大きな満足と幸せにつながるかと思います。

オヤジやオバちゃんたち、頑張ろうぜ!(笑)