11月1日に行われた、あいの土山マラソンに出走してきました。種目はフルマラソンで今回2回目。
この日は晴れてレース時の気温は17度、湿度52%、微風。
公認コースなのですが規模は大きくなく、名簿では
ハーフ登録男子 81人
ハーフ一般男子 1622人
ハーフ登録女子 44人
ハーフ一般女子 359人
ハーフ計 2106人
フル登録男子 209人
フル一般男子 1738人
フル登録女子 28人
フル一般女子 143人
フル計 2118人
会場の大きさとランナー人数のバランスが良く、混雑することなく快適に準備できました。
更衣室の体育館の様子。
簡易シャワーもあります。
各ブース。
無料で頂ける地元の近江土山茶。とても美味しいお茶で、このお茶は参加賞にもなっています。
受付の様子。
一般ランナーもスペシャルドリンクを準備することができます。
アップできるグラウンドもあります。
この日は天気が良いこともあり、外で準備をされている方も多かったです。日なたは割りと暖かく、体育館内よりも快適なほど。
種目と男女別でのウェーブスタートでフル男子のスタートは10時半。
スタート地点までは200mほど歩きます。
スタート直前の様子。
スタート直後の様子。混雑しますが、長丁場のフルなので、無理に抜かなくても1~2㎞ほどでバラけ出し、自分のペースで走れるようになります。
起伏のあるコースで、すぐに上り下りが始まります。
先にスタートをした女子ランナーを抜いていく形になります。
起伏のグラフ。前半に大きく上って下りますが、序盤は元気があるのでさほど苦しくなく、ハイペースを維持しやすいです。
公認コースのため、各ポイントごとに審判員がチェック作業をしてくれます。
青土ダムを通ります。時期外れのこいのぼりを見ながら走ります。
野洲川と里山が織りなす風景を見ながら走ると走る苦しさが癒やされます。
この周辺にキャンプ場があるらしく、右のログハウスが管理棟。
地元の美人ランナーさんを見つけたので声をかけました。このランナーさんは各地の大会で優勝多数。トレーニングの量も質も素晴らしく、全日本マラソンランキングでベスト10入りされています。
紅葉も明るく綺麗です。
集落に入ります。坂が多くて難儀します。
ゼッケンの500番台は、マラソン登録女子のランナーさん。かなり速くて抜くのが大変です。
Uターンをするため、後続のランナーと行き交います。
再び青土ダムに戻ります。
16㎞地点。彼女も速いです。成績優秀でこの大会の招待選手となっています。
短いトンネルを抜け、
何度も坂が現れます。
18㎞地点の最もキツい坂をクリアすると、茶畑の一本道を一気に下ります。
やたら長い一本道が多く、見晴らしはいいもののスピード感がなくなり、余計に長く感じでしまいます。
Uターンしてきたフルマラソンのトップランナーとすれ違います。トップのタイムは2時間34分56秒。
写真はここまで。このあとは苦しすぎて撮影どころではありませんでした。。。
このコースは前年に走ったのですが、前半の起伏よりも後半の緩い上りの方がはるかに辛く、ペースがまったく上がらなくなるため、前半を速めに走って貯金を作り、後半にその貯金を使い果たす走り方が適しているように感じました。
そのため、今回も前半をしっかり走ったのですが、この日の体調が絶好調だったため、自己ベスト更新どころか、2時間50分切りのペースで走ってしまいました。30㎞地点でも2時間切りの自己ベストクリア。
起伏があるのに自己ベストを出していては当然後半は持たず、持ち金がなくなり借金をしてまでも貯金をしたような状態に。
案の定、25㎞あたりから苦しくなり、ペース維持が困難に。そして、この状態で上りが開始。
貯金の残高がどんどん減っていき、借金の支払いもしないといけないので火の車となってしまい、借金取りに追われているような気分になってしまい焦りました。
35㎞あたりで左のハムストリングスと右のふくらはぎの筋肉がキューっと攣り始め、完全にジョグペースに。
借金を抱えたままトンズラ(つまりリタイア)しようかと思ったりもしましたが、この状態でも前年のタイムを更新できそうだったので、ゴール直前で2人に抜かれてしまいましたが何とかゴールできました。
タイムは時計で2時間53分48秒。グロスで2時間54分1秒。一般で12位。
昨年は今回より悪いタイムだったにも関わらず運良く入賞できたのですが、今回はラストで抜かれていなくても入賞は無理でした。
しかし、前年のこの大会のタイムを更新することができ、セカンドベストのタイムでもあっただけに嬉しかったです。
今シーズン最初のフルのレースで、しかも起伏のあるコースだと、前半が飛ばし過ぎなのか適切なのかの判断が難しいです。特に、先日のハーフのレースで好結果を出していたのもあり、前半での余裕度の尺度がずれてしまったようです。
そして筋肉の攣りですが、この日は汗だくになることはなかったものの、空気が乾燥して汗の乾きが速いため、汗をかいた気がしにくいのですね。シャツが汗でベタベタではないのに、塩で真っ白になっており、身体も触るとザラザラの状態になっていました。この塩分の損失が攣りの原因になったように思います。
エイドではスポドリや水をこまめに取っており、持参したジェルも飲んだのですが、それでも全然足りなかったようで、これはレース前日の晩飯や当日の朝食などで、梅干しや味噌汁、漬物など、塩分の多い食品を意識的に摂っておくべきだと感じました。
またエイドでは、無理に走りながら給水するため、飲んでも1口や2口程度で終わってしまうのですが、フルで3時間程度しか走れない私のようなレベルの場合、給水で5~10秒遅れても全体のタイムに大きな影響を受けません。そのため、歩くペースまで速度を落としてもいいから、ゴクゴク飲んでおいた方がいいように思いました。
糖質制限や減塩などの健康法が巷では流行っていますが、ランナーは真逆のことをしないといけないことを再認識した次第です。
塩分やミネラルが不足していたおかげで、レース後に振る舞われたポカリスエットと塩分豊富な豚汁の美味しかったこと。
この大会は、地元のびわ湖放送のテレビで放送されるのですが、その後YouTubeでも公開されます。
女子のトップは4年連続優勝しており、インタビューを受けていました。私よりも速いタイムでゴールされています。
ひょいとお姫様抱っこしたくなるような華奢な身体なのに、何でこんなに速いのか。。。(^_^;)
今年からこのあいの土山マラソンは東京マラソンの提携大会になったそうで、登録ランナーは基準タイムをクリアすると、東京マラソンの出走権が獲得できるとのこと。
私のタイムはクリアできたのですが、残念ながら陸連には登録していないため無効に。
陸連登録すると、スタートで前に並べたり、タイムによる参加資格がある大会に出られたりするのですが、スタートは一般でも走力があるのなら前の方に並べるし、参加資格の必要な大会(例えばびわ湖毎日など)はレベルが違いすぎます。それに、登録すれば一般枠の高順位は得られないし、レース中の写真なども撮れないため、あえて登録はしていなかったのですが、こういった特典が増えてくれれば、登録を考えてしまいそうです。
今回のレースは後半ガタ落ちしたものの、起伏のあるコースでセカンドベストを出せたことは大きな収穫でした。
また、少ないながらも地元の方の応援は力強く、ものすごく元気がもらえます。嬉しくて手を上げたり頭を下げたりしたくなるほどです。
ゼッケン番号から名前を調べて、名前で応援してくれたりもします。
来年も参加して、今回の記録を塗り替えようと思います。